第39話
『─…凛くん、もしかしてヤキモチ?』
「………そんなんじゃ、ないっ」
強がっている凛くんが可愛くて、私も凛くんの背中に手を回してギューッと力を込める
『凛くん、可愛い─…大好きだよっ』
比べものにならないんだ…見た目なんて関係ない。好きになった人がたまたま、カッコよかっただけ。私は凛くんの"顔"に惹かれた訳じゃない
だから、同じ学校の少しオシャレな男子に可愛いなんて言われたところで…別に何とも思わないし心に響かない。
でも─…凛くんがサプライズで迎えに来てくれただけで私は10日くらい何も食べなくてもいいと思えるほど舞い上がった。それはつまり、そういうこと。見た目じゃない…私は凛くんの優しいところが大好き。何もかも包み込んでくれる…器の大きい人だって知ってる。
着飾ったりしなくても可愛いって言ってくれる凛くん─…一緒にいて落ち着く、大好きっ。
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