第38話
その後─…
今日は私の家に泊まりに来ると言ってくれた凛くん。もちろん断る理由なんてないので二人で私の家に帰る。
『凛くん、勉強道具持ってきてる?机、勝手に使ってくれていいからね?』
夜ご飯、何がいいなぁ…なんて考えながら冷蔵庫を漁り…リビングのソファーに座っている凛くんに声を掛けた
「………今日は、いい。」
いい…って、勉強しないってこと?
「柚ちゃん、こっち来て?ちょっと話そう」
何を、言われるんだろう?やっぱりさっき学校の前で友人に言われたことを気にしているのだろうか?
ゆっくりと凛くんの元へ近づき、ソファーに座る凛くんの前で立ち止まると─…
そのまま腕をグッと引かれて、凛くんの上に乗るような形で抱き締められた
「柚ちゃん…可愛いって、言われてた」
───やっぱり、聞かれていたか。
「学校で筆記テスト…あるなんて知らなかった。それに柚ちゃんがクラスメイトの中で成績がいいってことも…知らなかった」
美容学校…といっても、実技ばかりではない。一応美容師免許を取得するのが一番の目的なので、国家試験…もちろん筆記試験も必須な訳で
「──俺の知らない柚希のこと、あの人たちが知ってて…何かちょっと嫌だった」
って、、可愛すぎるんですけどっ?!!!
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