「柚希ちゃんは、凛のことが嫌いなの？何であんなダサい格好させてるの？ハッキリ言わせてもらうけど、君のセンス…終わってるよ。」

やはり─…気付かれていたか。

『何の話ですか？仰ってる意味がよく、』

「凛にさぁ、＂服装がダサすぎるから今度俺が服を選んでやる＂って言ったら…アイツなんて言ったと思う？」

なんて言ったんだろう…？友達に＂ダサい＂なんて言われて、傷ついたりしてないかな？

「＂柚ちゃんが選んだ服しか着ない＂って。いやそれってもう…そういうことでしょ？あのダサい服装は柚希ちゃんが選んでるってことでしょ？」

──…凛くん、、

しっかり私色に染まってくれているみたいで…とっても嬉しいよ、わたし。

「凛のこと、からかって楽しい？遊びにしては悪趣味すぎると思うんだけど…柚希ちゃん普通に可愛いし、凛なんかと付き合わなくてもいい男と付き合えるでしょ」

私が可愛いかどうかは別として…風間の中でのいい男の定義とは一体何なのか、、

だって私はもう既にいい男、凛くんとお付き合いをさせて頂いている。

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