第7話

───現役医大生、



相手が医大生だと聞いて…あぁ、なるほどなぁっと納得した。みんな医大生と関係を持ちたいのだ。






とはいえ私たちが通っている学校は彼らとは真逆…と言っても過言ではない。美容の専門学校だ。派手な髪色、メイク…ネイルを施した女子と医大生が果たして釣り合うのか─…





っと想像してみたけど、全然結ばれるような展開が思いつかない。やっぱり頭のいい人は、同じように賢くて…清楚で。可愛らしい人を選ぶような気がする。






なんて思いながらも結局参加した医大生とのカラオケ。医大生ってどんな歌を歌うんだろう?






そんな疑問を抱えながら、友人のあとを追うようにして約束されていたカラオケの部屋に入った





「──…うわぁっ、みんな可愛いっ」





マイクを持ってそう言ったのは、チャラそうな金髪の男の人。それを見て"ん?医大生って嘘だったの?"なんて失礼なことを思ってしまったが─…





どうやら髪色に規定などがないだけで、彼らは本当に医大生のようだった。





なぜ医大生だと分かったかと言うと、ご丁寧に一人が学生証を見せてくれたからだ。その時点で、"あぁ、こういう場に慣れてるんだな"っと悟り─…





医大生=チャラい





という方程式が私の中で生まれた

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