第3話
『っあ…凛くん待って!!"メガネ"忘れてるよ!』
寝起きでボーッとしているのか、大切なメガネを忘れて出ていこうとした凛くんを慌てて引き止める
───危なかったぁ、
これを忘れられると、大変だ。
「っあ…本当だ…危なかった、ありがとう」
昭和感漂う古臭いメガネを装着した凛くん。
先程の非モテビジュアルの服装に加え…「最後にヘアカットをしたのはいつ?」っと聞きたくなるほどに、ボサっとした重たいヘアスタイル
そして仕上げに、、
『はいっ、お気に入りのリュック!!行ってらっしゃい凛くんっ!今日も大好きっ!』
これでどこからどう見ても、私の彼氏はダサくて気持ちの悪いオタクだ。
今日も完璧に仕上がった"非モテな凛くん"を力いっぱい抱き締める
「ゆ、柚ちゃん─…離れたく無くなるから、朝から引っ付くのやめてって、いつも言ってるのにっ、、」
ヨシヨシっと、私の髪を撫でてくれる凛くん
──…ごめんね、
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