第4話  終わりましょうか?

 最終的に修也が誰を選ぶか? それによって未来は変わります。では、誰を選んだらどうなるのか? その違いを味わっていただきましょう。10年後、どうなっているのか?


※話を引っ張って膨らませて、中編にするつもりでしたが、カクヨムコン短編部門に応募したくなって1万字以内におさめることにしました。オープニングとエンディングしか無い状況ですが、カクヨムコンが終われば、内容を膨らませます。とりあえず一度、短編として完結させます。ご了承ください。




★澪、操、翔子の内の誰かを選んだ場合。



「修也-! 朝やでー!」


 澪の豊かな胸に顔を埋められ、相変わらず窒息しそうな目覚めを味わう修也は27歳。澪は30歳、大手企業で事務職に就いている。修也との間に男の子が1人いるが、日中の子供の面倒は母親の翔子に任せている。修也とは、“もう1人、子供を作ろうか?”と話し合っているところだ。ちなみに、澪は修也との婚姻届けを提出している正妻だ。


 1階に降りると、


「お兄ちゃん、おはよー!」


と、これまた相変わらず操が抱きついてくる。操は24歳。大学卒業と同時に第1子を授かったので、まだ社会人経験は無い。これから、就活して社会人になる予定になっているが、今は、母の翔子と共に家庭を守っている。その第1子は、勿論、修也との間に出来た子、女の子だ。重婚は認められないので子供は修也が認知している。操も修也の大切な家族だ。


「あらあら、今日もみんな仲がいいわね」


 翔子が今日も微笑んでいる。翔子は47歳になってしまったが、数年前、修也の子を産んでいる。男の子だ。勿論、修也は自分の子として認知している。


 そう、3人とも修也の事実上の妻になったのだ。翔子の家は金持ちだし、修也も大企業の営業職。営業成績は優秀で将来に期待されている。何の苦労も無い幸せな暮らし。修也にとってはハーレムエンドだった。




★幼馴染みの沙織を選んだ場合。



「修也-! 朝やでー!」


 澪の豊かな胸に顔を埋められ、相変わらず窒息しそうな目覚めを味わう修也は27歳。そんな光景を、部屋の隅で羨ましそうに見ている沙織がいた。


「どないしたん? 沙織ちゃん、もしかして羨ましいの?」

「はい、ちょっとだけ」

「ほな、次は沙織ちゃんの胸に修也の顔を埋めてみたら?」

「え! うーん、はい、わかりました」

「修也、沙織ちゃんやでー!」

「修也-! 起きて-! 顔を挟んだでー!」

「ああ、呼吸が楽になった」

「アホ-!」


 沙織も27歳になっていた。大学卒業とともに修也と結婚、修也の家に嫁入りしたのだ。幼馴染みというだけあって、沙織は澪、操、翔子とも上手くやっていた。子供も授かっている。女の子だ。卒業して結婚、そして妊娠、出産、育児、沙織もまだ社会人経験は無い。そろそろ働き始めようか? と思いつつ、修也と2人目の子供を作る話もあって、就活するかどうか迷っているところだ。最初は、修也を4人で共有することに抵抗があった沙織だったが、今ではこの生活を気に入っている。


 ちなみに澪は30歳、大手企業で事務職に就いている。修也との間に男の子が1人いるが、日中の子供の面倒は母親の翔子に任せている。修也とは、“もう1人、子供を作ろうか?”と話し合っているところだ。ちなみに、婚姻届けを提出しているのは沙織なので、沙織が正妻ということになる。澪との子供は修也が認知している。


 1階に降りると、


「お兄ちゃん、おはよー!」


と、これまた相変わらず操が抱きついてくる。操は24歳。大学卒業と同時に第1子を授かったので、まだ社会人経験は無い。これから、就活して社会人になる予定だ。今は、母の翔子と沙織と共に家庭を守っている。その第1子は、勿論、修也との間に出来た子、女の子だ。重婚は認められないので子供は修也が認知している。操も修也の大切な家族だ。


「あらあら、今日もみんな仲がいいわね」


 翔子が今日も微笑んでいる。翔子は47歳になってしまったが、数年前、修也の子を産んでいる。男の子だ。勿論、修也は自分の子として認知している。


 そう、4人とも修也の事実上の妻になったのだ。翔子の家は金持ちだし、修也も大企業の営業職。営業成績は優秀で将来に期待されている。何の苦労も無い幸せな暮らし。修也にとってはハーレムエンドだった。




★紅子を選んだ場合。



「修也-! 朝やでー!」


 澪の豊かな胸に顔を埋められ、相変わらず窒息しそうな目覚めを味わう修也は27歳。そんな光景を、部屋の隅で羨ましそうに見ている紅子がいた。


「どないしたん? 紅子ちゃん、もしかして羨ましいの?」

「だって、修也の正妻は私やもん」

「ほな、次は紅子ちゃんの胸に修也の顔を埋めてみたら?」

「え! うーん、わかった、任せてや」

「修也、紅子ちゃんやでー!」

「修也-! 起きて-! 顔を挟んだでー!」

「ああ、呼吸が楽になった」

「アホ-! これでも私は胸が大きい方なんやで」

「いや、それでも澪に比べたら」

「もうええわ、時間が無いやろ? 早よ、食事や」


 紅子も27歳になっていた。高校卒業と同時に修也と結婚、修也の家に嫁入りしたのだ。だから紅子が正妻。始めは澪、操、翔子との共同生活を嫌がっていたが、慣れるとこの集団生活が好きになっていった。そう、紅子は寂しかったのだ。寂しい家庭で育ち、寂しいから不良をやっていたのだと自覚した。集団生活は紅子の心に潤いを与えた。今では、とても元大不良とは思えないくらいに変わった。どこかのお嬢様と間違えられることが多い。澪、操、翔子とも上手くやっている。子供も授かっている。女の子と男の子だ。紅子はコンビニでバイトをしていた。裕福なので働かなくても良かったが、ずっと家の中にいるのが苦痛なタイプだったのだ。


 ちなみに澪は30歳、大手企業で事務職に就いている。修也との間に男の子が1人いるが、日中の子供の面倒は母親の翔子に任せている。子供は修也が認知している。修也とは、“もう1人、子供を作ろうか?”と話し合っているところだ。


 1階に降りると、


「お兄ちゃん、おはよー!」


と、これまた相変わらず操が抱きついてくる。操は24歳。大学卒業と同時に第1子を授かったので、まだ社会人経験は無い。これから、就活して社会人になる予定になっている。今は、母の翔子と沙織と共に家庭を守っている。その第1子は、勿論、修也との間に出来た子、女の子だ。重婚は認められないので子供は修也が認知している。操も修也の大切な家族だ。


「あらあら、今日もみんな仲がいいわね」


 翔子が今日も微笑んでいる。翔子は47歳になってしまったが、数年前、修也の子を産んでいる。男の子だ。勿論、修也は自分の子として認知している。


 そう、4人とも修也の事実上の妻になったのだ。まさにハーレム、翔子の家は金持ちだし、修也も大企業の営業職。営業成績は優秀で将来に期待されている。何の苦労も無い幸せな暮らし。修也にとってはハーレムエンドだった。




★他の誰かを選んだ場合。



 もう、パターンがバレましたよね? やっぱり、澪、操、翔子、家族の絆を断ち切るのは難しいのでした。ということで、後はご想像にお任せします。




 中編として書き足した際には、またよろしくお願いいたします。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

萌え要素、炸裂! 崔 梨遙(再) @sairiyousai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る