第8話
思わずホッと息をついて、リキから離れベッドから降りた。
あまりの寒さに自分で自分の体を抱くようにして歩きながら、寝室を出てリビングにあるモニターに近付き画面を覗き込む。
そして、驚いた。
「コウ……」
画面に映る人物を見ながら思わずそう呟く。
不鮮明な映像として映ったコウは、こちらを見て笑っていた。
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