第三章 勇者への道  スタンピード編

第12話

『日下 翔様にお知らせです。ダンジョン出現から一ヶ月一位を保持したことで、所持中の武器(木刀)がユニーク武器になります。』

と言われたので見てみたが、もう木刀ではなく、真剣だった。

アドバイザーさんいわくステータスは、


★ 

日下 翔の剣

レベル1


スキル

剣術5 飛燕

★ 


とのことだ。

まず剣にレベルがある。おそらく剣が成長すると、スキルも強化されていくのだろう。

『日下 翔が初めてユニーク武器を獲得しました。報酬として、スキル[剣召喚]を獲得します。』

『スキル[剣召喚]に、【木刀】、【日下 翔の剣】が登録されます。』


なんだか変わったが、確認していこう。



名前 日下 翔 


ランキング 一位


種族 人間…………………?


職業 1次職 闘王  2次職(戦士)


レベル 30(1)




HP  40(10)


MP  70(10)




攻撃力 30(5)


防御力 27(4)


敏捷性 45(7)





▼称号

【先駆者】(なし)

▼スキル

[闘気] [武器術1][縮地] [アドバイザー] [火魔法2][氷魔法1][水魔法1][雷魔法2] [土魔法] [闇魔法1][光魔法1][木魔法1][時空魔法1] [ステータス完全隠蔽] [剣召喚]([剣術1])



になっている。さらに、剣召喚は、


剣召喚

自分が所持している、もしくは所持していた剣を「レベル÷10」の数、呼び出すことができる。呼び出した剣は空中に浮かし、オートで攻撃することも、マニュアルで攻撃することもできる。

所持剣

木刀 

日下 翔の剣

まあまあ強いスキルだ。剣を一本手にもって、あとの二本を浮かすというのが今後の戦闘パターンになるだろう。

「まあ試してみるか。[剣召喚]」

すると、俺のユニーク武器が、空中に現れた。刃を下に向けて、手に取りやすい位置にある。

「って待てよ?」

気づいてしまった。3本出せるということは、合計四本になるということだ。

「本当に強いな。このスキル。」

思わず乾いた笑いを漏らす。


『ピンポンパンポーン 日本に住む全ての方へのお知らせです。兵庫県西宮市のダンジョンが、スタンピードを起こしました。モンスターがあと三十分ほどで地上に出てきます。』

は?まじか。兵庫だったらここから近いから行ってみるか。

というよりいかないとだめだ。試験のあの様子を見る限り、いくら自衛隊でも難しいと思う。

ただ、俺は空を飛べるわけではないので、電車などで向かう。すると一時間ぐらいかかる。

「あと三十分ほど耐えてくれよ。」

そう願って、家を出た。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回 翔は、剣召喚を手に入れましたが、これは彼が剣を使っているからであって、槍なら槍、弓なら矢、を召喚します。

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