第7話
さてやってきました試験会場(パチパチ〜)
この施設は、まあまあでかいんだが、驚くことに核シェルターよりも硬いらしい。
まあ、ドアを開けて入りましょう〜。
「っておもっ」
ドアがめちゃくちゃ重かった。レベルアップをたくさんして世界最強の俺が疲れるほど。
んで中は、まるで市役所だった。
大量の椅子にカウンター。
「すいません申込みをしたいんですけど。」
そう言って俺は住民票を渡す。
「はい、日下 翔様 15歳ですね。」
「ええ、運よくスキルを二個ゲットできたので。」
適当な理由をでっち上げる。まさかもっとダンジョンを踏破したいなんて言えるわけがない。
「では、まずは実技から始めていきたいと思います。武器は何を使いますか?」
「剣を使います。」
「ではあちらの職員に話しかけて木刀を受け取ってください。」
「了解しました。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんやかんやあって木刀を受け取った俺は、実技の列に並んでいた。
かれこれ15分ぐらい並んでいるが、まだ終りが見えない。
途中で帰り始める人もちらほらいた。
〜2時間後〜
やっと列が終わった。
列の先にいたのは、強面のおじさんだった。
「おぉよくやってきたな。はい、実技の第一次試験はクリアだ。先へ進んでいいぞ。」
「なんでですか?何もしてないですよ?」
「その何もしていないのが重要なんだ。二時間三時間立ったままで耐えれる集中力がダンジョンには必要だからな。」
そう言ってガハハと笑っていた。
「次の試験はちゃんと実技の試験だから安心しろよ?」
「わかりました。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次の部屋に行くと相撲のフィールドのようなものがたくさんあった。
「すいません。ここが第二次試験ですか?」
「うん、そうだよ。えっと…日下翔くんだね。試験の説明をしていくと、君ももう気付いていると思うけど、このフィールドの中で戦ってもらう。君が持ってる専用武器は、殺傷能力がない代わりにふっとばす性能に特化している。それを使って、模擬戦をしてもらう。」
「わかりました。相手は誰ですか?」
「もちろんこの僕だよ。」
「勝てるわけがないじゃないですか?!」
実際は勝てるんだがな。
「大丈夫。手加減するしね、それに君まあまあ強いだろ?」
「まあ少しは…」
なんかバレた。やっぱり強いと感が働くんだな。
「じゃあ、開始しようか。そこの上に上がって…」
登った
「じゃあ行くよ。ready fight!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます