第7話[西の騎士と東の若侍]

 帝都の北西にある寂れた寺院では


「まだマグナ・カルタを出れんのか?このノロマども!」


「へっへっへっ、そうはおっしゃいますがね。追手はあの騎士団ですよ?デコイ仕掛けて時間稼ぎしてますがいつまでもつやら」


 リッドは一味の中でも取り分け危険察知能力が高い鼻が利く。恐らく森にはエルフが交代で見張っているし街道は騎士団が先手を打って封鎖している、そんな中でどうやって任務を遂行す逃げ切れるか考えていた


「どれも危険だけど、馬車が通れて一番リスクが低いのは木材搬出用の林道だね」


「ならばワシも手伝ってやろう。なぁに、材料死体はお前らがそこらに作ってくれたからな」


 シーガルの邪悪な笑みがランタンの灯りでより悪く見える


 だが、大量の死者人海戦術を動員しても想定外の出来事があるもので。仕掛けて二日後


「まだやるかい?」


 累々と倒れる死人被害者を前にする騎士は銀色に輝く長柄の大剣ロムパイアを片手で軽々と横薙ぎに振る。すると血糊が嘘の様に取れている


「ひっ···ひいいっ!」


 キョムス闇の=サン光明=トゥーン結社神官のシーガルは林道を這う這うの体で西へと駆け出して行った。すると二人の女性が木陰から出てくる


「逃がして良かったの?」


 片方の小柄な少女が騎士に絡む


「アイツをどうかするのは帝国マグナ・カルタの仕事だ。俺らは降りかかる火の粉を払っただけに過ぎん」


「うーわ、無責任だこと」


「仕方ないだろ身を守る事しか出来無ェんだからよ」


 するともう一人の尼僧シスター


「あの、埋葬して祈る時間は貰える?」


しゃあしょうがねぇなぁ。でも野犬のエサになるよりはマシか···プラム、お前は先に帝都マグナスへ行ってくれ」


了解オッケー、地元の騎士団とかに報告入れとく?」


「身元確認されたら面倒臭がらずに通行証ビザ出すんだぞ」


「分かってますってぇー」


 その後に尼僧が冥福の祈りを捧げ、騎士は大地と樹木の精霊に交渉し、一人ずつ丁寧に埋葬した


「ありがとうカイン」


ミシリアお前を一人置いてく訳にもいかんだろ」


「あら?プラムさんだって女性ですよ」


「アイツは斥候スカウトだから一人の方が楽なんだよ。分かってて聞くな」


 同時期、帝国マグナ・カルタ東都の港では極東やまとからの交易船が就航到着していた


「ここが海の先の国マグナ・カルタでござるか!」


「若!はしゃぐのは勝手でございますが手続きを先にしてくだされ」


「良いではないか、堅苦しい倭の生活から羽を伸ばしたくなろうと言うモノじゃて」


 極東の若侍に対して若い騎士が近付く


「恐れながら、倭の使者でございますか?」


それがし名代みょうだい流桜るおう日向介ひゅうがのすけ幻十郎げんじゅうろうと申す。こちらは高倉たかくら宗右衛門そうえもん、マグナ・カルタとの橋渡し交易をしておるゆえ案内を頼んだ」


「それでは入国の手続きを済ませたらあちらの馬車にお乗りください」


「かたじけない」


 事は数日前、ルークがまだ騎士団長控え室を病室として使わせて貰っていた頃。説明する為にモンドが見舞いに来ていた


「緊急会談···ですか」


「うむ、本来ならば外交ルートで書面を送ってベトナ山は危険地域指定したから立ち入り禁止し、立ち入った者は等しく帝国法令で厳罰および救助には向かわぬ···それだけで良いのだが。なにぶん今回の一件アレを説明させるのに療養中のルークお前を国外に連れ出す訳にもいかんだろ」


「つまり、各国要人ゲストの前で説明しろと」


「当たり前だろ?第一発見者でしかも封じたのもお前なんだから、一応国境が隣接していつながってる国には大使館に招待状を送った。どれだけ来るかは知らんが少なくとも同盟を組んでいる西のファルザード皇国と海を隔てた極東の倭は代理人を立てて来るだろうな」


 猫らしくソファーのクッションを揉んでから香箱座りをしてモンドは眠ってしまった


 そして時間は過ぎ、エルンヴェイカー城の来賓用会議室。同盟二ヶ国だけでなく隣国も関心があるのか駐在大使や中堅以上の外交官が出席していた


「各国代表の皆様、遠方はるばるの来訪感謝しております。今回、質疑応答担当するルーク=ローディスと申します。それでは···」


 ルークはベトナ山での坑道崩落、そして地下遺跡の存在に危険性を懇切丁寧に説明する。さながら···


「ミシリア···」


「どうしたの、カイン?」


「なんか学院の授業みたいじゃね?」


「寝てはダメですよ?」


「分かってる、話の中身分かり易い割にメチャクチャ危険だものな。そりゃ文書じゃ伝わらんわ」


「···以上でベトナ山の封鎖の経緯です。質疑応答に移りますが何か?」


 学者風の外交官が聞いてくる


「念の為にお聞きしますが、重ねて帝国マグナ・カルタはその遺跡を利用して周辺国に軍事的圧力はかけぬと言質げんちを取ってよろしいのですね?」


 それに対してエーリッヒ皇太子がルークを助ける


「正直我々も持て余している。逆に遺跡の対処で手薄になりかねぬから諸国から我が国に対して侵攻する分には厳しい対応も有りうると心得ていただきたい」


「それと調査を行うのであれば必ず帝国我々に報告し、最低限手練クラスを数名護衛をつけてください」


「それは帝国側の情報統制か?」


「統制するならこうやって呼び出してはおりません。何らかのトラブルが発生した場合、即時騎士団や各種ギルドと情報共有し事態の鎮圧をする為です。ですが、我々を介さず独自に調査しトラブルが起きた時は帝国領民を優先するのでそちらへの救助の拒否およびその国に対して厳しい対応を取らざる事も肝に銘じてください」


「質問良いッスか?」


 カインが手を挙げる


「どうぞ、ウッドランド卿」


「報告書には討伐記録があるんだが、それにあんたルークは関わってるのかい?」


「申し訳ございませんが、それは冒険者ギルドからの報告で私個人はリハビリとピエール王子の教育で関わっておりません」


「リハビリ?」


「恥ずかしい話ですが坑道を封じるのに凡ミスしてしまいまして巻き込まれてケガを···他にご質問は···無さそうですので会議は以上とさせていただきます」


 各国の来賓が別室で晩餐会を愉しむ接待される中、エルンヴェイカー城から自分の店リビルドワークスに戻るルークに対して後をつける二つの影がある


「···ボクをつけても何も出ませんよ?」


 次はとばかりに若い侍幻十郎がルークと若い騎士カインの間に入る


「それともですか?」


 ここは魔術師を志す学生が集う場所、侍が腰に差す脇差と同じ長さのの杖はそこかしこにある。そのうちの一本を手に取り


「一手を所望致す」


「相手を間違えてませんか?ボクはしがない魔法使いですよ」


「間違えちゃいねえよ」


「我が実父、流桜日向守ひゅうがのもり彦十郎ひこじゅうろう忠国ただくにを支えてくださった使魔法使いルーク=ローディス殿とお見受けしますが」


「俺と幻十郎コイツは今回の招集とは別にルークアンタに興味があって来たんだよ」


「御二方の父は御壮健で?」


セルジュ親父なら相変わらず一騎当の二ツ名に負けねぇぐらいの国の要ゴリラしてらァ」


「某の彦十郎父上も藩の組頭軍の要職で尽力されておられる」


「そうか、それは良かった。···んで、天下の往来ここでやるんですか?」


「相応しい場所があれば」


 ルークは少し思案してから


「明日、城の横の闘技場に行きますのでそれでよろしいですか?もしかしたら騎士や兵の訓練に参加出来るかも知れませんよ」


 二人を見送り、店に戻るとシルキーが応対する


「良い表情かおしてるわね、何か良い事あった?」


「そうですか?まぁ懐かしい方々の安否が知れて良かったってのはありますね」


「それと、明明後日三日後騎士団長リーゼロッテちゃん帰って来るってさ」


「リズちゃんも久々の帰省だったからなぁ」


「リズちゃんのご両親も挨拶に来るってさー」


「そ···そうか」


 そして翌朝、ルークが闘技場に到着するとカーンカーンと乾いた木を叩き合う音が響く


「おはようございます軍曹。どうしたんですか?今日は練習に熱が入ってますね」


「熱の原因はアイツらですよ」


 軍曹の指差す先には闘技場の真ん中で杖を持つカインと木刀を持つ幻十郎の実戦さながらの打ち込み稽古に騎士や兵達が輪になって二人に見入っていた


「お?ルークさんじゃねーか遅かったじゃねーの」


「今度こそ一手指南願います」


 ルークはいつものグリップ込みで60センチ程の木製のバトンを両手に持って二人の所へ歩み寄る


「剣とか杖じゃ無ェんだ」


「小太刀流とかですかね?」


「大人気ないですが若手二人相手なので少々張り切らせて貰いますよ」


 仕掛けたのは幻十郎の飛び唐竹割り、それをルークはバトンを交差して受ける


「お、やってるやってる」


レオン剣聖殿」


「これは見物だねぇ」


「あの若手二人ですか?流石は一騎当万セルジュ侍大将彦十郎の子と言った所でしょうか」


「俺が見てるのはルークさんだよ。あの二人じゃまだまだだね」


「はぁ?」


 続けざまにルークに打ちつける幻十郎だが、ルークはバトンでいなす


(強い···まるで数百年と構えた御神木の様だ。こんな相手はそうは居ない···コレなら)


 幻十郎は数歩下がり木刀を高々と上げて袈裟斬りの構えに変える


「キィエェェェェェ!」


 幻十郎の気合いと共に右半身に構えるルークに向けて木刀が振り下ろされ、その場に居る誰もがルークが倒れると思ったが。ルークは右前に一歩踏み出してのパンチを出すと幻十郎の頭が一瞬ぶれてその場に倒れていった


「何があったんだ?」


「どう見ても侍が勝つ流れだよな?」


「分かりましたか?剣聖」


「脳震盪しんとうだよ、誰か連れ出してやってくれ」


「しかし当たってませんよ?」


 レオンは軍曹のアゴに拳をあてて解説する


「触れるか触れないかギリギリの所を魔法を使って素早いパンチを入れたんだ」


「魔法で?」


「どんな魔法かは知らんが一度だけディアナ剣竜を助けるのに使ったのを見た事がある」


 ルークは右腕に痛みが無いか確認するように手を開いたり閉じたり肩を中心に腕を回す。それを見てカインは杖を構えて立ち向かう


「って事ぁルークアンタに触れられ無かったら良いだけじゃんか」


「魔法で勝負か···相手の苦手な分野で戦う。その判断は素晴らしいですよ」


 ぞく···


しか使えませんがお相手しましょう」


 一触即発の最中、間に割ったのはレオンだった


「魔法での立ち会いならアルテア賢聖を呼ばないと被害が出るぞ」


「そっか、なんだかんだ言ってもルークアンタはリハビリ中だったっけ?すまん」


「あー···そうですね、気遣ってくれてありがとうございます」


 後日、カインはルークを舐め格下と見て後悔したと語っている。それは数時間後の事


「何で?何で精霊ダチが味方しないんだ?」


 での立ち会いにカインは精霊魔法仲間の力が使えるどころか意思疎通対話にも応じない、それどころか精霊仲間を通じて来た感情はルークに対するそのものだった


「無理もあるまいのぅ」


 アルテアはカミラが用意してくれたサンドイッチ弁当を頬張る


小僧カインが精霊使いである以上、武術で勝てぬ限りルークには絶対的に勝てぬよ」


「相性ですか?」


「単純にが違い過ぎる、お茶おかわり


 アルテアが説明するに、強さを星5段階で表すならカインは星2つの全力に対してルークは星5つの基礎的な部分しか使ってはいない。精霊達も相性があるとは言え次元の違う相手に喧嘩を売るほど愚かでは無い


「カイン君、今からボクはキミにを与える。そこから立ち上がり精霊達キミの友達が上の段階に上がれるかはキミ次第だ」


 するとルークの背後の空間がゆらりと歪む、それを見たアルテアは観客席の柵に身を乗り出してルークを凝視する


「アルテア様?」


「カミラ、見えるか?アレがルークの中に居る魔力源の一つよ!」


 モンドは首筋から尻尾にかけて毛を逆立たせながら


アルテア賢聖の封印は解けたってのか?」


「ワシの封印は解けるどころか欠片も綻んではおらぬ、それ以上にルークの魔力が上回っただけじゃ!」


 ルークが持つバトンの先をカインに向け


「控えよ」


 魔術による恐怖テラーとも神職の威厳ディグニティとも違うその一言でカインには抗う術を無くし、逆に何かしら吹っ切れた様に大笑いする


「そう言えばアンタは俺の親父セルジュの仲間だったもんな、勝てねぇし相手にもならなかったワケだ」


 そこに意識を取り戻した幻十郎も来る


「ルーク殿、我々は更に高みへ上がれましょうや?」


「キミ達はまだスタートラインに立った雛鳥だ。高みを目指すなら完璧という傲慢を嫌悪して常にその上を目指す強欲さを持ちなさい、出来ぬ事にはそれなりに付き合って出来る事から初めてたくさん失敗しなさい。それに成功したかどうかなんて本人にしか分からないのです、他人にとって失敗でもキミ達にとっては大成功かも知れません、だからと言ってあからさまに危険な事はしない様に」


 ルークの言葉にカインと幻十郎、そしてアルテアまでもがその言葉に涙を流していた


「アルテア様?」


「流石は教師ルークよ、ワシには分かってても言えなかった言葉がこんな簡単な事だったとは」


 同時刻、ファルザード公国では、とある貴族夫婦が公務で旅立った若者を心配していた


「カインは大丈夫でしょうか?」


「心配する事は無い、そこには俺の親友ルークが居る」


「確か、あの気弱な魔法使いさんでしたわよね」


「気弱···ねぇ」


 更に同時刻、やまと国日向藩流桜るおう邸では壮年の侍同士が縁側で茶を喫しながら


「佐々木殿、済まなかったな」


「いえ、藩命ゆえ致し方ございませぬ」


「次はお主とせがれ空錬くうれんも是非ともルークセルジュに会わせたい。きっと良き出会いになろうぞ」


「親子共々、その日を心待ちにしております」


「その倅はどうしておる?」


「いつもの山でしょう、切磋琢磨出来る友が居るというのはかけがえのないものです。道場主を務めておりますとそういうが出て来ます」


「嫉妬か···分からぬでも無いのぉ」


 そして帝国マグナ・カルタの闘技場では若い兵士や騎士達がカインと幻十郎に触発されたのか稽古に熱が入っている。そんな中


「アルテア様、少しお聞きしたいのですが」


「何じゃ?言うてみい」


「ボクの身体、ちょっとます?」


「ほう、何を根拠に?」


若侍幻十郎くんに放ったパンチに雷の魔法を使ったのですが、いつもの筋肉痛が無いんです。もしかしての後、何があったんですか?普通に治療した訳では無いですよね?」


「そうじゃなぁ、確かに魔法で治した」


「いかにアルテア賢聖様でも通常の治療ヒーリング再生リジェネレイトでは奇跡とも言える確率でしょう。または複数人による治療でも過度の回復の反動にボクの身体は耐えられなかったハズです」


(変な所でさといヤツじゃ)


「確かに、あの時のルークお前は全身打撲、複雑骨折、臓器一部破裂で普通なら即死じゃった」


「皇太子殿下の命令ですもんね、あの遺跡の情報はボクを生かすそれだけの価値がありますから。それとアルテア貴女がボクに施していた強大な力への封印を解く訳にもいかなかったでしょうし」


「いつから知っていた?」


「疑ったのは気を失ってた時で、確信になったのはほんの数日前です」


「恨むか?」


「今更、この歳になって反抗期やっても無様なだけです。もしアルテア様がボクにを感じておられるなら力の使い方を教えていただいても良いでしょうか?」


だなお前は」


「褒め言葉としていただきます」


 ルークが若手達の所に戻ると幻十郎が杖術の基本動作を教えていた


「ボクも参加して良いかい?」


「先生には必要無いでしょう?」


「そうでも無いよ。万聞ばんぶんより百見ひゃっけん、百見より一動いちどうと言うことわざがあるからね。何事にも体験してみないと物事の本質は分からないものさ」


 ルークの隣にちゃっかりとピエール王子もルークのバトンを杖代わりにして立って。カインは軽々とこなしていく


「しっかし、幻十郎の神威一刀流かむいいっとうりゅうに棒術があるなんてな」


「元々は無かったんです」


「だったらなんでやってんだよ」


「佐々木道場では入門者は全員棒振りをするんです。そこで神威一刀流の基礎を身につけるんですよ、カイン殿なら某の使っているのを軽々と扱えるでしょう」


「変な形の杖だな、中が空洞うろで球が入ってら」


 ルークも幻十郎の鉄杖を手に取って見る


「なるほど、コレはクセが強い」


「コレは慣れ無ェと手首痛めるぜ」


 幻十郎は鉄杖を使い、左右の上段打ち下ろし、中段回転払い、下段すくい上げをさも簡単にやってのける


「コレを丸太の上で出来れば基礎の出来上がりにございます」


「それでかよ、だが理にはかなってるよな」


「では、ルーク先生。某に魔術を教えていただきたい」


「教える前に幻十郎クンの適性を知らなきゃいけません。アルテア様、お願いしてよろしいでしょうか?」


「しょうがないヤツじゃのぉ。おい小僧幻十郎こっちに来い」


「何をされるのですか?」


ヌシ幻十郎がどの魔術のどの系統が使えるのか見てやるのよ。それにヌシの意識はここには無さそうじゃしな」


「某は真面目に教えを乞うてます!」


故郷に魔術を習ってでもが居るのじゃろう?」


 幻十郎の言葉が詰まる


「真剣勝負とは負ければ死ぬ、勝つ死なぬ為に幾万の備えをするのは恥では無い。生きる者の当然の嗜みじゃ、覚えておけ」


「主君の為に死ぬ事が侍の本懐と、そう生きて来ました」


「アホゥ。その主君を護る前に死ぬな」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る