第13話 バルタザール拷問

俺はバルタザールの脅迫の瞬間を手に入れた。


すぐにパソコンを使い、暴露系インフルエンサー「コラコラちゃんねる」に垂れ込んだ。


『大学学長バルタザールは、卒業できない学生の弱みを握り、脅迫まがいの行為をしています。

 拡散、お願いします。』


録音した音声とともに、このようなダイレクトメッセージを送信したのだ。


すると、このように返信が来た。


『これはビッグスクープですね。

 すぐに生放送で拡散します!』


こうして、コラコラちゃんねるが拡散してくれた。


さすがインフルエンサー。


生放送の視聴数は一気に万越え、瞬く間に拡散されていった・・・。


そして数日後。


いまや、テレビのワイドショーでもバルタザールの悪行の話題は取り上げられていた。


そして、なぜ警察、検察、裁判所がバルタザールを調査しないのか、という話題になっていった。


そうなると、警察や検察は動かざるを得ない。


彼らは世論に押されなければ動かないのだ。


彼らが、バルタザールや政治家といった権力者のもみ消しに加担していることが国民にバレてはいけないからだ。


もしバレれば、国の秩序が壊れる。


こうして、ようやく警察はバルタザールの自宅を家宅捜索した。


すると、多くの罪の証拠が出るわ出るわ。


これで、バルタザールの財産はほぼ差し押さえられ、やつの人生は終わったも同然だろう。


さらに数日後。


バルタザールの財産はほぼすべて差し押さえられた。


なにせ、やつの収入のほとんどは賄賂なのだから。


そして、バルタザールは大量の不動産ローン、車ローンを抱えていた。


財産の差し押さえにより、それらが払えなくなったため、自己破産したらしい。


さらには学長をクビになり、嫁に見限られ離婚。


やつは失意の底にいるだろう。


ざまあない。


さて、あとは裁判所の代わりに俺が死刑を宣告するのみだ。


俺とリラは学長室の前にいた。


ガチャっ


「誰だね、ノックもせずに・・・。

 って、おまえーーーー!!!」


バルタザールだ。


俺の顔を見た瞬間、やつは怒りの表情に変わった。


「やあ、バルタザール。

 散々な目に遭っているね。

 って、学長をクビになったのに、なんでまだ学長室にいる?」


「き、きさまーーーー!!!

 いまわしの荷物を部屋から出しとる際中じゃ!

 邪魔をせんでくれ!

 さっさと出てけ!

 顔も見とおないわい。」


顔が真っ赤、額には浮き出る血管。


相当お怒りの様子。


「子どもに財産も残せず、嫁には見捨てられ、世間からは袋叩き。

 どうだ、化けの皮がはがされたな、ジジイ。」


「ぐぬぬぬぬ・・・。

 貴様、わしをどれだけ愚弄すれば気が済む。

 わしはな、いま理性を抑えるので手一杯じゃぞ。」


「はっ。

 いつもお前には理性なんてないもんな。

 口を開けば『乳を揉ませろ』ってか?

 いい歳してなにしてんだ、ジジイ!

 ははははは!」


「き、きさまーーーーー!!!」


バルタザールは手元にあったカッターを手に取り、俺に襲い掛かってきた。


「拷問はじめ!!!」


---


「・・・。

 なんじゃここは・・・。

 わしゃ、貴様を殺そうとして・・・。」


手足に枷を付けられたバルタザール。


俺の横にはリラもいる。


「ああ、ここはな天国と地獄の境だ。

 今からお前を地獄に落とす。

 俺は閻魔大王だ。」


「な、なにを馬鹿なことを言っておる!

 はやくこの鎖を外さんか、バカモノ!」


「バカはどっちだ!」


バチンっ!!!


ムチでやつの腹を叩く。


「ぐああああ・・・!!!!」


「き、きさまの横のべっぴんさんは誰じゃ。

 せめてその娘にムチで叩かれたいわい・・・。」


バルタザールはリラに目を向ける。


バルタザールは今全裸だ。


バルタザールの股間がムクムクと大きくなるではないか・・・!


こいつ、リラで興奮していやがる。


リラは軽蔑の目をして言う。


「ジェイク、こいつの陰部、切り飛ばせ。

 このわたしに発情するなど、ジェイク以外は許されん。

 不愉快でならん。」


「はいよ、リラ。」


俺は刈り込みばさみを取り出した。


「お、おい・・・。

 きさま、何をする気だ!!!」


「何って、お前のその汚らしい棒を今から切り飛ばすんだよ。」


俺はやつの陰部にはさみをあてがった。


危機を感じ取ったのだろう、やつの陰部は瞬く間に収縮する。


バチンっ!!!


俺はやつの陰部を切り飛ばした!


「う、うぎゃあああああああ!!!!」


一気に血が流れ出る。


このままでは出血多量で死ぬだろう。


こいつをそう簡単には殺しはしない。


俺は止血のため焼き印具を熱し、やつの傷口にあてた。


ジューーーー!!!


人肉の焼けるにおいだ、臭くてしかたない。


「ぐ、ぐぎゃああああ!!!」


止血は終わった。


バルタザールの額にはべっとりと脂汗がにじんでいる。


「ふん。よくやったぞ、ジェイク。

 これで去勢手術完了だ。」


リラは満足気だ。


「き、きさまら・・・。

 こんなことして、警察が黙っとらんぞ!

 お前らは死刑じゃ!!!」


「ふっ。裁くのはお前ではない、俺だ。

 俺は閻魔大王だぞ?」


「ぐぬぬぬ・・・。

 も、もう十分だろ、殺せ!

 俺にはもう生きる価値がない、殺せーーー!!!」


「ふん。今のお前にとって、死は一種の褒美だ。

 お前に褒美などやるわけなかろう。

 お前にやるのは、拷問という名の苦しみのみだ。」


「ひ、ひいいいいい!!!

 わ、わかった、何をすればいい?

 何でもするから、せめてひと思いに殺してくれ!」


「はっ!

 お前が学生たちに言わせていた『何でもする』というセリフを自分でいう羽目になるとはな。

 何という皮肉、面白い。

 ひと思いに殺せだと?

 できるわけなかろう。

 お前に犯された学生たちの無念、ここで晴らさせてもらう!」


俺はある拷問方法を思いついた。


やつの陰部を1回ですべて切り飛ばしてしまったのはもったいなかった。


少し切断しては焼き印で止血、少し切断しては焼き印で止血。


これを繰り返せば、何倍もやつに罰を下すことができる。


これをやつの指先から腕まで、やってやろう。


俺はやつの指先から切断&焼印止血を始めた・・・。


---


「ぐぎゃあああああ!!!」


やつの顔は汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。


切断&焼印止血をすべて終えると、やつは両腕が無い状態になった。


「おい、もう十分だろ・・・。

 は、はやく・・・殺して・・・。」


すると、やつは息絶えた。


ショック死だろう。


あまりの激痛を連続で何度も与えすぎた。


もっと時間間隔を空けるべきだったな。と反省した。


おっと、死体を残したまま拷問部屋を解除してしまっては、俺が殺人犯とバレてしまう。


俺はバルタザールの死体を焼き払い、骨が粉になるまで砕いた。


殺しの証拠用に、砕いた骨を少量残し、残りはトイレに流した。


「貴様の墓は下水がお似合いだ、クソ野郎。」



=== 作者あとがき ===


次回、リラとデート!


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