漢詩 拾貮
子夜呉歌 李白
長安一片月
萬戸擣衣声
秋風吹不尽
総是玉関情
何日平胡虜
良人罷遠征
書き下し文
長安一片の月
萬戸衣を打つの聲
秋風吹いて尽きず
総て是れ玉関の情
何れの日か胡虜を平らげ
良人遠征を罷めん
解説:
擣 トウ
つく・うつ・たたく:
胡: 中国の辺境部族の一だったと思われる。
罷 ヒ
外やめる・つかれる・まかる:
現代語訳:
一片の長安の月
多くの家からは衣を打つ声が聞こえ
秋風は尽かず吹き
全ては玉関の情
いつの日か胡の虜を平らげると
夫は遠征から帰る
私観:
紗:遠く中国辺境の部族と戦う
夫を思った詩だと思われる。
特に思う所も無い
(二).
桃夭
桃之夭夭
灼灼其華
之子于帰
宜其室家
桃之夭夭
有蕡其実
之子于帰
宜其家室
桃之夭夭
其葉蓁蓁
之子于帰
宜其家人
書き下し文
桃夭
桃の夭夭たる
灼灼たり其の華
之の子于に帰ぐ
其の室家に宜しからん
桃の夭夭たる
蕡たる有り其の実
之の子于に帰ぐ
其の家室に宜しからん
桃の夭夭たる
其の葉蓁蓁たり
之の子于に帰ぐ
其の家人に宜しからん
解説:
夭 ヨウ
わかい・うつくしい・わかじに・わざわい:
蕡 ヒ フン しげる:
于 ウ・ク
ここに・ああ・ゆく:
蓁 シン しげみ:
草が多いさま
現代語訳:
桃が瑞々しく
その花は灼灼としている
この子は嫁いでゆく
その家の部屋は良い
桃瑞々しく
その葉繁らせ
この子嫁いでゆく
その家の人は良い
紗:おそらく、桃が嫁の比喩になっている。
「桃の様な嫁は家を明るくする」
と言った詩だろうか。
桃の様な嫁が実際にいたら驚くが。
今日の漢詩 ろわぬ @sevennovels1983
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