漢詩(参)

今日の漢詩.(参)


杜甫『登高』


風急天高猿嘯哀


渚清沙白鳥飛廻


無辺落木蕭蕭下


不盡長江滾滾来


万里悲秋常作客


百年多病独登台


艱難苦恨繁霜鬢


潦倒新停濁酒杯


書き下し文:


風急に天高くして猿嘯哀し


渚清く沙白くして鳥飛び廻る


無辺の落木蕭蕭として下り


不盡の長江滾滾として来る


万里悲秋常に客と作り


百年多病独り台に登る


艱難苦だ恨む繁霜の鬢


潦倒新たに停む濁酒の杯


不明、難読解説:


嘯 ショウ うそぶく:


沙 サ: 


水に洗われて綺麗になった砂。 水際の砂の事


蕭蕭 ショウショウ:


物寂しいさま 鳴き声のさびしいさま


紗:嘯く、と似て、音がか細い様では無いか。


この蕭蕭の言葉遣いは日本語の


擬音とほぼ近い印象を感じる


中国派生で日本の擬音が出来たのは


明白では無いだろうか。


盡 つきる つくす:


滾滾 コンコン:


紗:大抵の人は聞き覚えがあるのでは無いだろうか。


「水が滾々と流れる」


と言う。


やはりこの辺りの漢字二字の繰り返しは、


ほぼ日本語の擬音と同じと思って差支えない気もする。


鬢 ビン:


際に生えた毛。 転じて耳の際の髪の毛


潦 リョウ にわたずみ:


大水、又は雨水が溜まった場所


濁酒 どぶろく:


にごったさけ


現代語訳:


天高くに風が急に吹き、猿が嘯く


渚は清く砂浜に白鳥が飛び回る


辺りには何も無く、落木が蕭蕭と下り、


長江は尽きず滾々と流れて来る


秋は常に客を呼ぶ事を悲しみ


百年病多く、一人台に登る


霜の鬢が繫るのをはなはだ苦々しく思い


大水はそれを倒し、新たに濁酒の


杯ができる


考察:


:多忙に付無し。


これらに倣い、下に自作漢詩を掲載させて頂きたい


(三).


「中国」 劉 関羽


一、二三四五六七八九


一二、三四五六七八九


一二三、四五六七八九


一二、三四五六七八九


中国中国、中国中国


中国中国中国、中国中国、韓国


解説:


韓国 カンコク:


中国の東側にある国名


(四).


「起朝」 劉 関羽


起朝、中国


起昼、中国


起夜、中国


過一日、韓国


過一年、任那韓国


解説:


任那韓国: かつて朝鮮半島に存在した


国家の一

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