第10話
朝日が誕生日を迎えたある日、朝日はいつも通りモッカと一緒に過ごしていた。朝日の部屋には、誕生日のお祝いの飾り付けが施され、特別な日を迎えた気分に浸っている。
モッカは朝日に尋ねた。「今日は何か欲しいものはある?」
「実は、海を見てみたいの」と朝日が答えた。「海の広さや波の音を感じてみたいんだ。」
その言葉を聞いたモッカは、少し考え込んだ後、「じゃあ、海まで行こう!私が案内するよ」と言った。
モッカは自分の力を使って、魔法のほうきを作り上げた。「これに乗って、空を飛んで海に行こう!」
朝日は目を輝かせ、嬉しそうにほうきにまたがった。モッカもそばに寄り添い、二人は空高く舞い上がった。
空を飛びながら、朝日は風を感じ、青空と白い雲を見上げた。「わあ、こんなに気持ちいいなんて!」と叫ぶ。モッカはそれを見て、嬉しそうに笑った。
やがて、海が見えてきた。青い水面が広がり、波が優しく打ち寄せる様子に、朝日は心を奪われた。「海だ…すごい!」
二人はほうきから降り、砂浜に立った。朝日は波に足を浸し、冷たい水の感触に歓声を上げる。「海って、こんなに素敵なんだね!」
モッカは、海を見つめる朝日の横で微笑み、「これからも、君の願いを叶えてあげるからね」と心を込めて言った。
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