第3話 詩③
私は貴方の心に魅了されている
私を虜にさせたのは
貴方が初めてよ
だからお願い
私の心を盗んで
そして貴方の手で
鍵をかけて欲しいの
この胸の奥にある
小さな箱の中に
閉じ込めた想いが溢れ出してく前に
ねぇ、どうして
こんなにも苦しいくらい
好きになってしまったんだろう。
もう戻れないと分かっているからこそ
余計に強くなる気持ち
だけどね、分かってるんだ
貴方には大切な人がいるってこと
それでもいいなんて強がり言っても
本当はすごく辛いけど
でもね、大丈夫だよ
きっといつか忘れられると
そう信じて今日もまた
笑顔でいられるように頑張るから
どうかもう少しだけ好きでいることを許してください
もしも願い事が一つ叶うなら
今すぐ会いたいな……
会いたくて仕方ないよ
その腕の中で眠りにつきたい
そんなことを思いながら
夜空を見上げてみるけれど
やっぱりダメだよね
だって貴方の隣にいるべきなのは
他の誰かじゃなくて私なんだもん
だから今はただこうして遠くから見てることしか出来ないけど
いつか必ず振り向かせてみせるから覚悟しておいてね
ずっと前から思ってたことがあって
それは貴方のことが好きということ
ただそれだけなのに何故か言えなくて
いつも心の中では叫んでいるのに
素直になれたらどんなに楽だろう
でもそれが出来たら苦労しないよね
あぁ、どうしたら伝えられるかな
このままだと壊れてしまいそうだよ
いっそ伝えてしまった方がいいのかなって思うこともあるんだけど
嫌われてしまうことが怖くて踏み出せないまま
臆病になってしまってる自分が嫌になる
もっと強くなれたらいいのに
いつまで経ってもこの距離を埋めることが出来ないまま時間だけが過ぎていく
早くしないと手遅れになってしまうかもしれない
焦れば焦るほど何も出来なくなってしまいそうになる
一体何が正しい答えなのか分からない
教えて欲しいよ
もし神様がいるとしたならば
一度だけチャンスを与えてくれないでしょうか?
たった一言伝えるだけでいいんです
そうしたら何かが変わる気がするから
あと少し勇気があれば言えるはずなのにどうしても言葉にならない
頭では理解しているつもりなのに何故なんだろう
自分で自分の首を絞めてしまっているような感覚に陥ってしまう
本当に伝えたいことはたった一つのシンプルなものなのに
それすら言えない自分に腹が立つ
いつまでも逃げてるわけにはいかない
ちゃんと向き合わなくちゃいけない時が来たみたいです
これから先も一緒に居たいと思える人はただ一人しかいないんだよ
やっと気付いた本当の気持ちを伝えに行くよ
たとえ振られたとしても後悔だけはしないようにしたいと思うから
今まで溜め込んできた思いを全部吐き出すつもりでぶつかっていくしかない
例えそれで傷付くことになったとしても構わない
今の自分を変えるためには必要なことだと信じているから
さっきまでの雨は嘘のように止み
雲の間からは光が差し込んでくる
まるで私たちのことを照らしてくれているかのように思えた
貴方との思い出は今でも色鮮やかに残っている
あの日見た景色や交わした会話など全てが宝物だった
貴方のいない世界はとても寂しく感じられて
心にぽっかり穴が開いたようになってしまったんだ
忘れたくても忘れられないことばかりが増えていってしまうばかりで
苦しくなるばかりだった
でも、これで良かったんだよね
新しい一歩を踏み出すためには
この痛みを乗り越えなければいけないと思ったから
少しずつ前を向いて歩いていこうとしているところなんですよ
まだ完全に吹っ切れたわけではないけれど
いつかまた笑って話せるようになる日まで待っていてください
あれからどれくらい経っただろうか
季節は巡り巡って再び春が訪れた
桜の花びらがヒラリ舞い落ちる中で私は一人立ち尽くしていた
貴方がいない現実を受け入れられずにいたけれど
もう二度と戻ることのない時間を悔やんでも仕方がないんだよね
分かってる、分かっているけど
貴方に会いたいと思ってしまった
もしも願い事が一つ叶うならもう一度だけ貴方に触れていたかったな
こんなにも人を好きになることなんてきっとこれが最初で最後だと思うから
最後に言いたかったありがとうの言葉を伝えられないまま
終わっていく恋もあるということを初めて知りました
貴方に出逢えて幸せだったことを忘れたりなんかしないよ
だからどうか安心して眠ってほしいと思います
貴方がいてくれたことでどれだけ救われたか分かる人はいないでしょうね
それほどまでに貴方の存在は大きかったのです
貴方がいたからこそ今ここに立っていることが出来ています
貴方のおかげで変わることが出来た
私を見てほしかったけれどそれも叶わなかったね
だけどいつか生まれ変わった時には必ず貴方を探し出してみせるから
その時が来るまではお別れですね
貴方の温もりを思い出す度に涙が流れてくるけれど
貴方にもらった優しさは決して無駄にはしないから
だから心配せずにゆっくり休んでほしい
貴方の分まで精一杯生きていくことを約束します
だからどうか見守っていて下さいね
貴方のことが大好きでした
貴方の声が聞きたくて
電話してみたけど繋がらない
忙しいのかなって思ったけど
やっぱり声だけでも聞けたら嬉しくなったりして
そんなことを繰り返しているうちに
どんどん深みにハマっていった
貴方のことを考えるだけで胸の奥の方がキュンとして切なくなる
どうしてなんだろう
不思議だね
いつの間にか頭の中は貴方のことだらけになっていたみたいです
貴方に会うたびに高鳴っている鼓動の音
聞こえてしまわないか不安になるけど大丈夫かな
貴方の前だと上手く笑えない私だけどどうか許してほしい
だって貴方を前にすると緊張してしまうから
貴方のことが好きで好きで堪らなくて
貴方に触れたくて触れてほしくて
貴方のこと想えば想うほど
私の心の中に貴方という存在が深く刻まれていく
貴方のことが好きすぎて苦しいよ
貴方のこと考えると眠れない夜が続く
お願い、貴方と会いたい
貴方のことが好きだよ
貴方と出会えた奇跡に感謝しています
貴方と一緒に過ごせた時間は私にとってかけがえのない大切な時間で
貴方と過ごした日々を思い出しながら
今日もまた眠りにつくことにします
貴方の笑顔を見るたび
心が満たされるような気がする
貴方の傍にいることが出来るのならば他には何もいらなかった
貴方のことが好きなのに
貴方のことが分からない
貴方の心の中を知ることが出来ないまま
時間だけが過ぎていった
貴方のことが好きだよ
貴方のことが大嫌いだ
貴方のことが憎くてしょうがなかった
貴方のことが愛おしくて
貴方のことが分からなくて
貴方のことが誰よりも一番
ずっと前から思ってたことがあって
それは貴方のことを独り占めしたいということ
他の誰かじゃなく私だけを
見てほしいと思っているんだよ
貴方の笑顔も泣き顔も怒った表情も
その全てを隣で見ていたいと思うのは
やっぱりおかしいですか
貴方のことが好きだよ
貴方のことが欲しいよ
貴方のことが欲しくてたまらない
貴方のことが分からない
貴方のことが知りたくて
貴方のことがもっと知りたくなって
貴方のことがもっと好きになって
ずっと前から思ってたことがあって
それは貴方のことを誰にも渡したくないということ
他の誰かじゃなくて
私だけのものにしたいんだよ
貴方の隣にいたくて
少しでも近付きたくて
貴方と同じ景色を見たいと思う
これはわがままでしょうか
貴方のことが好きだよって
貴方に伝えたくて
貴方に届けたくて
貴方に聞いてもらいたくて
貴方に伝えられなかった
貴方に言えなかった
貴方に届かなかった想いは
今もまだこの胸に残っていて
時々思い出すんだ
あの時のことを
今でも忘れられずにいる
後悔しているんだ
もっと早く素直になれたら
何か変わっていたかもしれない
そんなことを考えてしまう
もしやり直すことが出来たとしたら
今度はちゃんと言えるかな
貴方への気持ちを
ねぇ、教えて欲しいよ
貴方はどう思っているんですか
貴方の気持ちを知りたくても
聞くことが出来ないまま
時間が過ぎていく
もし願い事が一つ叶うとしたならば
一度だけでも構わないから
もう一度だけ貴方に会いたいと願ってしまう
そんなこと考えたって意味がないことは分かっているんだけど
どうしても考えちゃうんだろうな
きっとこれから先も
貴方のことを思い続けることになるだろう
それでもいいから
貴方のことを好きでいさせて
貴方のことを思うと苦しくなる
貴方との距離が遠く感じられて
どんなに追いかけ続けてみても
貴方の姿は見えなくなって
何処へ行ってしまったのか分からない
もしもう一度会うことが許されるのならば
次はちゃんと伝えられるような気がする
そう信じてる
今は辛くとも諦めず
前を向いて歩いていきたいから
貴方のことを想うことをやめることは出来ない
でもそれ以上に強くなるために前を向いて歩けるように努力することを誓います
この気持ちを伝えて振られてしまったとしても後悔しないように
いつまでもこの気持ちを持ち続けることを忘れないようにしよう
これから先の人生で
貴方以上の人に
出逢えることなんてきっとないだろう
それだけは言える
貴方に出逢えて本当に良かった
本当にありがとう
もしも生まれ変われるのならば
また貴方に出会いたいです
そして貴方のことを教えてください
私は何度でも貴方を探し出してみせます
いつかこの恋にさよならする時がきたとしたって
貴方と過ごした時は全て宝物だったよ
いつまでも忘れることはないから
だから心配はいらないから
いつかどこかでまた会える時までさようなら
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