第9話 引きこもり、まずは運動から
「っん、っふう、はぁはぁ、っん!ふん!」
次の日、私は家で腕立て伏せとスクワッドをしていた。
昨日、少し外に出ただけで最後の方はもう立っているのもやっとなくらいに体力がなかった。
それに最後別れ際にも怒らせてしまったしやっぱり今のままじゃだめだと思う。何が悪かったのかわからない。けれどできるところから、変えられるところから変えてかないと、それこそだめだと思う。
どうしようかといろいろ考えた結果、まずは簡単にできそうな腕立て伏せとスクワッドから始めた。
・・・つらい。正直なめてた。
私は自分が思っていたより非力だった。何とか腕立て一回はできたが腕はもう使い物にならない。ひとまず目標を3回に設定して、都度休憩しながら腕立てをした。
スクワッドの方がまだ余裕があり5回を目標にやってみた。
3回の腕立てと5回のスクワッドを終え、汗を流そうとシャワーを浴びに1階に下りたら丁度ルイちゃんがやってきた。
「あら、紫水。そんなに汗をかいてどうしたの?少し匂うわよ」
「ご、ごめんね」
今日も今日とて天上の存在は優しく微笑んでいた。
「そんな汚くなって、何をしていたの?あ、もともとでしたね。」
「ちょっと運動してたんだ、よ?」
「なぜ疑問形なのかしら?まぁいいわ。・・・もしかしてこれからシャワーを浴びるの?」
「う、うん。ごめんね。早く浴びてくるから私の部屋で待ってて」
ルイちゃんを待たせるのはすごくいけないことだけれど、この汚いままで同じ部屋で会話をすることのほうが自4しないといけないくらいのことだ。
何か考えているルイちゃんを部屋へ促して急いでお風呂場へ行こうとすると、
「・・・待ちなさい、まさかじゃないけれど紫水一人で体を洗おうとしているの?ふふ、滑稽ね」
「な、何が?何か面白かったかな?」
「えぇ、そうね。紫水が一人で体をきれいに洗えると思い込んでいるところかしら。」
「え、」
(そりゃあ今までだって一人で洗ってきたんだから、きれいに洗えるはずだけど、、、はっ!)
「だ、大丈夫だよ、何ならシャワーだけじゃなくて今から浴槽にお湯張って入浴剤入れて水分と一緒に体から汚いものすべて出せるようにしてくるから。ごめんね、また3時間後くらいに来てくれる?完璧とまではいかないけれどできる限りきれいにするから!!!」
「はぁー。これだから紫水はだめね。お風呂に入る?私を3時間待たせる?できる限りきれいにする?なめてるのかしら紫水は」
あ、怒ってらっしゃる。
「ご、ごめ
「もぉいいわ。こんなこと話してもどうにもならないし、それにいい加減早くシャワーを浴びてほしいし、」
「そ、そうd
「だから、わたくしが一緒にシャワーを浴びて紫水の体を洗ってあげる」
「え、」
え?ナニヲイッテイルカワカラナイ。
「・・・い、いっっっしょに入るぅぅぅぅ」
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と、いうことなので皆さんもシャワー浴びよう!
それからサボっていてすみませんでした。
言い訳させてもらうと、部活とテストと検定とノートpcが壊れてしまっていたのでできませんでした。
本当にすみません。
今後はもう少し頑張ります。
では、また。
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