しょうらい

母に言った。演劇がしたいって泣きながら言った。お金で困ることになるとか、もっと顔が良ければとか、小さい頃から演劇を続けている人に比べたらとか、もっと才能がある人は私以外に沢山いるとかいろいろぐるぐると考えたけど、結局は演劇を学びたかった。


顧問の先生に私が気になっている大学を勧められた。まだそこに訪れたこともないが嬉しかった、そこに合格して学んで、この人のもとに帰ってまた演劇を続けたいと思った。この人がいるこの高校の演劇部の力になりたいと思った。


だから、頑張らないといけない。今の私はその道しか考えられなくなっている。大人になっても好きを続けるために、いま苦手やめんどくさいを克服しなきゃいけない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る