微分は「ラーメンを食う勢い」だ
第2回にして微分!
吐き気を催す邪悪とは!
それはともかく、微分とか相方の積分って、けっこうイメージしやすいんですよね。
今回は経済学を引き合いに解説してみたいと思います。
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「うちのラーメン、好きなだけ食ってっていいぜ。何杯食っても千円ポッキリだ」
こんなことを店主さんに言われたら、胃袋に自信のある方ならチャレンジしてみたくなるのは必定です。
縦軸に時間、横軸に食べたラーメンの杯数を取ってみましょう。
経済学ではグラフの取り方が特殊なのですが、ここではとりあえず気にしないでください。
先に書いておくと、学校で習う「接線の傾き」とは、グラフの変化する勢い、ここでは「ラーメンを食う勢い」になります。
はじめは「よっしゃ、食うぜ!」とがんばるでしょうが、どこかのポイントでピークを迎え、そこからはどんどん下がっていくとイメージできます。
この「ラーメンを食う勢い」=「接線の傾き」がピークを迎えるポイントが、いわゆる「極値」、この場合は「極大値」となるわけです。
「ラーメンを食う勢い」すなわち「接線の傾き」を求めるのが微分と言えます。
ある時間での「ラーメンを食う勢い」は、その時刻を代入することで求まるというわけです。
ピークを迎えるポイント、つまり「極値」でブーストがマックスになっていたと考えることができます。
ここでは「接線の傾き」がゼロになりますから、方程式の要領でゼロを代入するのですね。
微分をやたらめったら使うのは、それだけ微分で表現できる自然現象が多いからだとも言えます。
自動車の加速、人口の変化(マルサスの人口論)、電子の位置や状態(量子力学)……
とにかく汎用性の高すぎるジャンルですね。
今回も読んでくださり、ありがとうございます。
それでは失礼いたします。
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