イメージで学ぶ数学

朽木桜斎

反比例は「面積」だ

 なぜ比例ではなく反比例なのか?


 イメージしやすいからです(汗)


 てなわけで行ってみましょう。


   *


 まず、頭が痛くなるとは思いますが、反比例の式を書いてみましょう。


 y = a / x


でした。


 もはやこの時点でめまいの方も、どうかもう少しおつきあいください。


 タイトルでネタバレしていますが、反比例は「面積」を求める道具なのですね。


 どういうことか?


 両辺にエックスをかけてみましょう。


 エックスで払うとも表現しますね。


 すると


 エックス × ワイ = エー


となります。


 エックスは縦、ワイは横なのですから、


 縦 × 横 = 面積


になるわけなんです。


 定数エーの正体は「面積」だったのですね。


 なんでこんな式(正確にはこれも「関数」です)があるのか?


 そもそもなぜ、関数があるのか?


 それは自然現象の中に、反比例のような関数にしたがう「動き」があるからなのですね。


 数学は自然現象を記述する言語とも呼ばれるのは、このためなんです。


 例をひとつ挙げると、反比例の場合、特定の条件のもとで、圧力と体積の積(かけ算の結果、ここでは「面積」)は一定になります。


 たとえばトイレのドアを勢いよく開けたとき、となりのドアがバタンと閉まるのはこのためです(空間がつながっていればの話です)


 トイレの体積が一定として、いっぽうの圧力が変化すると、もういっぽうのほうで変化ぶんを補おうとするのですね。


 圧力 × 体積 = 一定


の状態を保とうとするのです。


 あまりうまく説明できている気がしないですが、インプレッションがあればまた書いてみたいと思います。


 読んでくださってありがとうございます。


 それでは失礼いたします。

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