第6話

夏の残暑も終わり、

クラスで準備も進めた文化祭、自分のクラスはメイド喫茶。

文化祭ではよく聞くポピュラーなものだ。


「準備頑張ろ〜、あ、私もメイドとして出るから来てね!」

「行かせてもらうよー。」


こんな楽しみにされちゃ行かなきゃいけないね


「あ、出す料理の仕込みは手伝ってね。」

「それは手伝うよ。」


楽しむところは楽しみ、やらなきゃいけないことはしっかりする、メリハリ大事


そうして仕込みもして当日、碧のことを見に行こう、ぜったい可愛いからね。そうして店に入ってすぐ


「いらっしゃいませー!」


店中に元気な声が響く、碧が寄ってきて


「こちらの席へどうぞー!、ご注文がお決まりでしたらお願いします☆」


注文をするとすぐ、上機嫌で準備しに行った。

そうして料理を届けてきては


「一緒にお願いしまーす、おいしくなーれ、萌え萌えきゅん!」


これだけで来た甲斐が有ったと言うものだな。

碧の入る時間が終わり、一緒に学校を回ることにした。


「あ、お好み焼き売ってる!、食べよ!」

「さっき君が出してくれた料理食べたばっかりなんだけど。」

「そんなんでお腹いっぱいになるほど少食じゃないでしょ?、いいのいいの。」


そうして1つ買って、さっそくかぶりついていた。


「はい、あと半分は優斗のだよ。」


半分食べて渡してきたので、残りの半分を有難く頂いた

自販機でお茶を買い碧が何口か飲んだものを渡してきた


「ほら、喉乾いたでしょ、あーげる。」

「ありがと。」

「ふふ…関節キスだね。」


!?…気にしていなくて、後から気づいただけにめちゃめちゃ恥ずかしい、と言うかよく見ると碧も若干顔を赤くしている


「…ふふふ」

「…さ…!、まだまだ色々あるし回ろ!」


そんな恥ずかしさを飛ばすかのように、手を繋ぎ、2人は歩いていった


→文化祭はまだ続きます

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