エピローグ (日の入り)

 

 ある宇宙飛行士は言った。


「地球は青かった」と。


 地球の「何」は「青かった」のか?


 「海」は「青かった」


 宇宙まで行って分かったこと。


 「地球」は、「海だった」


 結局、「海」は「青かった」


 太陽は誰にともなく問うた、「海を見た事があるか、ないか」と。

 海は誰にともなく問うた、「海を知っているか、いないか」と。


 その「答え」がコレなのか?


 でもそれは、ある宇宙飛行士の答でしかない。

 もし、あの盲人が開眼し、「海」を見たなら……

 その「答え」は何なのか?


 それは——


   (◯) (?)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る