第一話【新生活は何事も慎重に行くべきなのだ。】
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入学式も終わり帰りのホームルーム。みんな手探りでどんな人なのか、自分はこれから誰と仲良くするか、模索しながら早くもを交換したり放課後の遊ぶ予定を立てている人達を見ながら僕は途方に暮れていた。
『どうしたらいいんだぁ…。』しまった、思っていることが口に出てしまった。絶対変な奴だと思われたー!!!!はい終わったー僕の高校生活さよなら
『うぇ?』突然のことに驚き口から出てしまった言葉
その言葉を聞きクスクスと笑いながら『おかしな人ね、私は
え?僕と仲良くしたい?こんな美少女が?!夢じゃないよな夢なら覚ましてくれ!噓覚まさないで。ここは慎重に紳士っぽく自己紹介をするべきだ。『ぼ、僕は桜田蒼汰、今年から高校一年生になりました、よ、よろしく』終わった。絶対に顔は引き攣ってたし、おまけに高校一年生になったのなんてみんなおんなじなのに、あまりにも異性の相手と話していなかったせいで意味のわからない自己紹介をしてしまった。『それは私も一緒なのよ?桜田君って呼ばせてもらおうかしらこれからよろしくね?』また彼女はそうしてクスクスと笑う、美少女なのは知っていたが、ここまで綺麗だと正直見惚れる、サラサラでまっすぐな髪の毛はとても大切にしているのが伺える、ハーフアップに整えられた髪型は彼女の顔のサイズとマッチしていて余計可愛く見えてしまうほどだ。まさに高嶺の花、そう例えるのが今の語彙力での精一杯な表現だ。そうして自己紹介を終えると、『ねぇねぇ、君名前なんて言うの?、minstaやってる?もしやってるならさ、交換しないかい?それとこの後クラスのみんなで親睦会も含めてカラオケに行くんだけど筒美さんもよかったら来てみない?』突然声をかけられたのは他でもない僕、でもない隣の筒美さんだった、声をかけて来た人物は自己紹介でサッカー部に入ると言っていた三田優斗だった。顔は良く運動神経も筋肉を見た感じは悪くはなさそうだ、キラキラしている眩しい…。きっと、『はい』の二つ返事で筒美さんは行ってしまうだろうな、やはり僕は青春とは遠い存在で眩しいものだなぁ…。勝手に思い込みしんみりしていると、『ごめんなさい、minstaやネットには私、疎くて、わからないわ。それと私はこの人と先約があるの』
そう言って彼女は誘いを断り僕の肩を突っつきながら優斗に説明をした。『そうか、わかったよ、また機会があったら誘わせてもらうね!minstaのことも今度教えるからさ!またよろしく!』そういって嵐のように優斗は去っていった、なんだったんだ本当眩しくて浄化するところだった。てかこの子なんて言ってた?僕と先約?そんなのしてないけど。『先約ってどう言うことかな?筒美さん』僕の下手くそで不器用な引き攣った笑顔でそう聞くと『ええ、私はあなたに興味が湧いたのだからお話聞かせて?近所のカフェでお話でもしましょう、そうねわかりやすく言えば、放課後デートってやつかしら?』
一瞬硬直したがすぐに言葉がでた 『ん?』
青春コンテニュー。青春コンプレックスの僕の新しい春〜 @jemumin
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