第18話ネットリンチ

「どうせ、またやらかして、この世界で生きていけなくなる」

というコメントを発見したのは、私的な個人ブログに急にアクセスが増加したので、ブログの運営サービスにアクセスしてくるリンク元URLが分かるというものがあってそれでアクセス元を辿ったら、私のブログへのリンクを付け、私がブログに上げていた歩行者天国のイベント画像の中に、自分が映り込んでいて、勝手に撮るなということで、私のブログに悪意ある、少なくとも、こちらが読んで喜ぶような内容ではなく、しかも、私の職業まで引き合いに出して、私のブログが炎上すべきものだと弾劾するような記事に辿り着き、その記事の中に「どうせ、またやらかして、この世界で生きていけなくなる」というコメントがあり、「この世界で生きていけなくなる」とはなんじゃこりゃ、気に入らないからと言って、生きていけなくする権利がお前にあるのかと反論のコメントをその記事に書き込み反論合戦をしていたら、その私への悪意ある記事を私に謝罪もなく、こっそりと、何もなかったかのように相手が勝手に削除した。しかも、その悪意ある記事に賛同して私を非難していたお仲間らしい人物のブログもひっそりと更新を止めていた。

どうやら、自分たちの方が不利と悟り、こっそりと撤退したようだ。この世界に生きていけなくなったのは、どうやら彼らの方だった。

もしかしたら、別のペンネームで活動し、こちらの目に止まらなくなっただけかもと最初は思った。しかし、人を呪わば穴二つという諺は、本当らしく、彼らの方が生きていけなくなったの間違いなく、私の枕元に恨めしそうに見知らぬ連中が立つようになった。どうやら、私以外に彼らの発言や行動を不快に思い、私のように反論のコメントをして、結果、彼らを自殺するまで追い詰めてしまったようだ。

しかし、私は悪いことをしたとは思っていない。お前らの自業自得だろうと思った。私のもとに恨めしそうに出て来るなと、夢枕に立ったそいつらに怒鳴った。ネットでは強気で色々な発言ができる連中だが、こちらが面と向かって怒鳴るとすごすごと消えていき、二度と枕元には立たなかった。



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