第9話

                九

   

 時間の感覚は麻痺してきても、疲労の度合いはまだ把握できた。ようやく道路沿いに建ち並ぶ人家が密集しはじめて、あたりは街になってきた。ところどころに停電したままの地区はあるが、それでも街灯と点滅信号機を見ると、人の世界に舞い戻って来た感がある。。

 漆黒の雨が小康状態なぶんだけ助かった。しかし余震のほうは相変わらず不意打ちをしかけては、狡猾にも、闇の底に身を隠しながら次の機会を待つつもりだ。

 雨があがったせいで、余震に怯える住民たちが避難勧告を受けて路上に出ていた。手にしたスマートフォンのライトで、お互いの顔が仄白い。充電器を携帯しているのか、懐中電灯のかわりに使用する者が多かった。ときおり雑音ばかりのラジオの音声が、人家の中から漏れ聞こえた。

 避難誘導者の姿も警察官や消防士たちの姿もなかった。小走りで駆けていこうとする家族連れを本田たちが止めて状況を訊くと、西岡地区に大きな地滑りが発生して大変なんだという。長谷川邸のあった分譲地が土砂崩れに呑まれても、誰も救援に駆けつけなかった理由は、たんに人員が圧倒的に少ないだけなのかもしれない。北村は、自分の予想していた小波瀬町の被害規模は桁違いに大きいのだと愕然とした。

 点滅信号のためか、行き交う自動車は徐行運転で、そのうち一台が彼らの横に停車した。「消防団の本田さんですよね」

 ドアのウィンドウが下がるのも待たずに、運転していた男が訊いてきた。

「はい、そうですが」本田が車内を覗く。他は空席だった。「確か、役場の筧さんでしたっけ」

「すぐ乗ってください。役場に帰る途中なんです。行くんでしょ?」

「助かります。急いでいたのでどうしょうかと思っていたんです」

 挨拶する間もなく、北村たちもぞろぞろと乗り込んだ。

「で、あっちは、どんな状態なんでしょう?」

 筧が眉根を寄せて訊いた。

 だが、長谷川団長のことを誰が告げるのか、みな途端に口を閉ざした。若い団員は班長の本田を差し置いて報告などできないし、本田は市役所の職員が出張ってきているので気が引けるし、藤岡は上司の北村が居合わせているからと、それぞれ思い思いに発言を控えたのだ。だが、適任者と思われる北村は、動き出した車窓から目を離さずに、固まったように身動きひとつしなかった。ややあってから、

「失礼ですが、町長の草薙さんはいま役場に居られるのでしょうか。あっ、わたくし市の危機管理防災室避難誘導課課長の北村義人と申します  

 北村が、いかにも職員の肩書き挨拶といった口振りで自己紹介した。つづけて藤岡も課長補佐と名乗った。本田は小さく舌打ちした。そんなことより長谷川団長の悲劇を伝えるんじゃないのか! と胸中で怒鳴っていた。

「実は町長に──」北村がつづけて話しだしたところへ、

「長谷川さんの家が……」  

 と本田がたまらず切り出すと、北村が制して、

「町長に被害状況の確認と本部への報告を優先して欲しいんですが」

「えっ、なんですか? 」筧が本田に話のつづきを促した。「さっき、本田さんが、長谷川さんの家がなんとかと言ってたじゃないですか。何なんです」

 だが答えたのは北村だった。

「その事実は後ほど、適任者のわたしが伝えます。言わずもがなですが、大災害が発生すると、きまって流言飛語が飛び交い、行政の対処が遅れてしまう虞があるんです」

「しかし、団長が……」本田がそこで奥歯を噛みしめた。

 恨み骨髄といった怒眼で北村を睨みつけ──こいつの脂肪で垂れる下っ腹を力いっぱい掴んで黙らせてやりたいと、ただただ睨みつけるのだった。だが、当人の北村は意に介さず、

「本田さん、後は市長と知事の指示を仰がなければなりません。それにはまずは町長が現場管理者として最初に情報を知る必要があるんです。この手の情報はボトルアップで伝播してはならないのです。すべてトップダウンで適切に情報を集約すべきなのです」

「……」

 否定も肯定もなし。ここで本田が押し黙ったことで、車内の雰囲気はずんっと重くなった。

 筧は大惨事が発生していることは勘づいていたが、市役所の課長があえて情報管理を口にしたことで、それ以上の問い掛けは控えた。自分も役場の職員である以上、こんなときにおざなりな対処はできまい。

 会話が途絶えたまま、車は徐行運転をつづけた。

 ややあってから、ほうっと溜息が漏れるほど、ひときわ明るい通りに出た。ガソリンスタンドにスーパーマーケットやコンビニが煌々と駐車場を照らしており、さっきまでの暗澹とした停電地域とは雲泥の差だ、別世界だ。それを眺めて、藤岡がつぶやくように言った。

「小名瀬町の送電線は他にもあるんだ……」

「はい。こんなときは助かりますよ」筧がチラリとコンビニに目をやる。「ですが電力自由化のおかげで送電線の管理会社が入り組んでしまっているんです。ですから、ほら、北側の金谷地区なんかは真っ暗ですよ。すぐに復旧してほしいと連絡したんですが、経営基盤の脆弱な管理会社そのものが倒産してしまって、バックアップは大手に託してあるとか。それも担当者が出向社員でして、地方の需要家が貧乏くじを引いたんですわ」 

 幸いなことに町役場はその裏手にあるということで、今のところ電力は無事に確保できているということだった。その手前の点滅信号機で本田が停めてくれと、運転する筧に頼んだ。

 筧は無言のまま停車した。

「ありがとう。ああ、後でまた……」

 本田は若い団員とともに下車した。北村たちとはチラリとも目を合わせない。藤岡はさすがにこれはまずいと思ったか、本田たちに頭を下げて手を振って見せた。しかし、まったくのシカトだった。

 三階建ての町役場につくと、雨があがったのを契機に、玄関の脇では炊き出しの準備が始まっていた。手際よく婦人会のメンバーや役場の職員がテントを組み立て、近隣のコンビニやスーパーからは制服姿の店員たちが食材を運び込んでいた。停電の区域からは、このままだと食品すべてが廃棄処分になるからと、冷凍食品をはじめ、生鮮食品が運びこまれた。ご苦労様です、お疲れ様です。筧を先頭に北村たちは、開放したままの自動扉に踏み入った。

 やはり役場は避難所になっているため、大勢の住民たちでごった返していた。北村たちは借りていた雨合羽を脱ぎ捨て、これみよがしに『危機管理防災室』の腕章を付け直す。

 さすがに頭からびっしょり濡れている二人を見て、筧が大判タオルを給湯室から持ってきた。二人の着ていた雨合羽を受け取ると換わりにタオルを渡し、次いでこちらですと廊下を手で示す。頭髪から首筋、シャツをめくって腹までタオルで拭きながら、二人は役場内を観察しいしい筧の後につづいて歩きだした。

 筧は四十そこそこにしか見えなかったが、町議会の副議長を二期勤めているという。曾祖父の代から世襲制じみて受継いでいるだけで、人望や才覚のあるなしとは無関係ですよと笑って見せる。隠し切れない余裕が窺えた。正面の階段に北村たちが足をかけると、

「あっ、あのぅ町長はきっと橋本土建の資材置場においでだと思うんです」

「資材置場?」

「役場の裏です」筧は一階の給湯室の前を通りすぎ、「橋本土建の社長が義兄なんですよ。資材置場は町議会の管理で運営してる第三セクターの……」

 廊下の突き当たりのドアを開けると、そこには『資材置場』というより、空き地に重機や機材を放置していたらそうなった、といった光景が広がっていた。ダンプトラックと小型のユンボ、そしてブルドーザーなどが、二台の投光器に照らし出され、すぐにも動きそうな気配だ。その前後に数名の人影が、駆けて来ては去り、去っては駆け戻って慌ただしい。

「町長! そこに町長はいらっしゃいますか?」

 筧が両手をメガホンにして高く呼びかけた。ややあってから、おうっ、ここだ。と野太い声が返ってきた。向かって右側に建っているスレート小屋のほうだ。筧が小走りで向かい、北村たちは後を追う。小屋の中には、コンクリートブロックやレンガ、盛り土に鉄骨などが積まれている。投光器の明りはその奥まで届かず、草薙町長の姿は闇に呑まれて見えない。

「市役所から危機管理防災室の方がお見えです」

「危機管理防災室の? では、小此木室長さんですか?」

「あ、いや、避難誘導課長の北村と申します。ご多忙で大変なところを恐縮ですが、その小此木室長の指示で急ぎ参じました」

 がそごそと物音がして、闇の奥から男が一人、のっそりと光りの中に立ち現れた。北村の印象では柔道かラグビーの経験者だ。目つきが筋者に近いので、柔道の有段者ではないかとすこしばかり気後れする。作業服でもなければラフな格好でもなく、ステテコにランニングシャツ一枚といった昭和のオヤジ風である。軽く会釈するその猪首が脂ぎって光り、たくましい。

「ついさっき西側の斜面がかなりえぐられたと報告を受けたが、十八号線も呑まれたの違うか?」

 草薙はピタピタと肩を叩きながら、役場に戻れと筧に顎先で指示した。

「ちょうど現場にさしかかるところでした。そのときこちらの十五分団の方々と出会い、農道を使って到着できた次第です」

「十五分団? ほんじゃあ長谷川さんは?」

「え?」

 ひとたび町長とともに役場の中へと戻りかけていた北村たちだったが、そこで思わず足が止まった。いや、竦んだ。草薙がピンポイントで長谷川の名を出してきたことに、本田のことが想起されたのだ。今ここで、長谷川が土砂崩れで、家もろとも呑まれたことを報告すべきなのだろうか。北村は草薙の迫力に気押されたのか、戸惑い逡巡してしまった。そのわずかな遅延が草薙の表情を激化させた。

「どうしたんですか? 長谷川分団長はいまどこにおられるのですか。いま、こんなときこそ小名瀬町は彼を求めているんですよ」

「……」

 北村は言葉なく思案に没入した。

 ──間違いなく草薙町長は、長谷川は罹災し、おそらく死亡したことを知っているんだ。。あの出来事を、すでに誰かが町長に告げたのか。あの現場に自分たちは居合せたが、わずかに救助の機会があったにも拘らず見捨てた……いや、見殺しにした! ぐらいに聞いているんだ。だ、誰が、誰が……。

「報告が後先になってしまって申し訳ありません。事後報告になりますが、その長谷川さんは  

 鋭い機転で藤岡が代わって答えようかした。だが、草薙の全身から漂う一種の凄みが、その口を封じた。武術で立会うとき、相手の目を見ると負ける。心の動きは目に出るからだ。また相手の気の動きを察知すれば、同時にこちらの魂胆も見抜かれてしまい後手をとる。草薙はそこを経験から知っているようで、北村たちから視線をはずし背中越しに言った。

「じつを言うと、長谷川さんと動向していた班長の本田君から、ついさっき報告を受けて概要は知っているんだ。だが、詳細については君たちに訊いてくれと彼は言っていた。どうも下衆の勘ぐりというやつかもしれんが、市長や知事の思惑が絡んでいるようですな」

「下衆なんて……とんでもない。いや、それはないです」

 藤岡の声が裏返る。

「だったらどうして未だに自衛隊に災害救助隊の出動を要請しないんだ。辺鄙な小名瀬町はどうなってもいいと思ってるんじゃないだろうな。あれほど防災対策は天下一品、盤石の体勢だと豪語していたのに、よりによって消防団長が家ごとやられたとなると、面目を潰された格好になるんじゃないのかね」

「いや、そんなことは絶対にありえません」ようやく北村が口をきいた。「その出動要請はわたしたちの災害報告を受けた後、すぐにも災害救助法を知事が行うはずです。ですからそこにいらっしゃる筧さんもお聞きのとおり、真っ先に町長が災害状況をまとめて教えてくだされば、この災害に善処できるんです」

「なんだと。だから長谷川さんが亡くなったことは後回しでもいいと思うのか。本田君の口振りでは、時間がない上に二次災害や三次災害を免れるために長谷川さんを見捨てたように聞こえたがな。危機管理防災室のそれも避難誘導課のお二方が、町民を見捨てても、まずは市長や知事の命に沿って任務遂行を第一優先に行動していたとしか思えんが」

「で、ですからつい報告の順位が前後してしまって  

「それはさっきも聞いた。ではどうして、俺が水を向けて、市道十八号線の不通について話したとき、まっさきに長谷川さんの惨事を話さなかったのだ。まるで事情を綺麗に整理した後、障りないよう取り繕ってから話すつもりだったとしか思えんじゃないか。被災者を見殺しにしても、非常事態という理由で事は穏便に済ませられる。知恵の回る役人の特技だもんな。それにさっきも事後報告だとぬけぬけと言ったばかりだぞ」

 そのとき、ずいっと草薙が北村に近寄った。裸の二の腕が丸太のようだった。

 気押され気味の北村だったが、そこはなんとか冷静であれと、まるで仁王像のような草薙を凝視した。そこで一呼吸の間。北村は、やにわに姿勢を正すと腰を直角に折曲げ、深々と頭を下げた。

「長谷川さんの悲劇についてのご報告は時機を逸してしまい、誠に申しわけありませんでした。このとおりご無礼と如才があったことを深く陳謝いたします」そこで再び間をあけ、「ですがご報告については、決して徒疎かにしていたわけではなく、ただ速やかに知事へ報告を入れることばかりに傾注してしまった結果であり、大災害に直面し、慌てふためいた無能な職員の瑕疵とお思いください。決して市長および知事の思惑なぞではございません」

 半分驚いた顔の藤岡も、即座に北村に並んで頭を下げた。

 下げながら北村は思う。開口一番に長谷川の悲劇を報じなかっただけで、あれこれと難癖をつけられ、とどのつまりは市長や知事の思惑が絡んでいたのかと地方行政内の差別意識までぶちまけられるとは……。北村は、それもこれも、自分よりも先に町長に事件のあらましを告げた者の所為だと考えた。むろんそれは他でもない、消防団の班長本田だ。奴はまだ資材置場のどこかにいて、この様子を溜飲の下がる思いで見ているのかもしれない。

 さすがに市の職員が叩頭虫めいて詫びる姿を見せつけられると、草薙も町長としての振る舞いを考えざるをえなかった。

「おお、もうわかったよ。頭を上げてください。こちらも町の貴重な人材を失ったことで気が動転しているんだ。今思えば、あなた方に不備はないのかもしれない。こんなケースでは、どんなにムキになっても善処できるはずがないのにな……。俺はまだ町長としては青二才の半人前だな」

「いや、町のことを憂慮している首長としては、当然の対応かと思います」

「実を言うとな、あんたらがここへ来るまえに、北の斜面が大崩落して三村が呑まれたんだ。今もその被害は拡大している。すぐに橋本の義兄が救援隊を結成して、従業員と役場の職員もかり出し重機を廻したが、それこそ二次災害に遭って、ブルが一台すべっちまってお釈迦になっちまった。幸い運転手は救い出せたが、素人の俺たちにはどうしようもない有様よ。その後、陣営を立て直すためにいったん役場にもどってきたところへ本田君の報告だ。小名瀬町は消防に限らずなにかと第十五分団に負うところが多い。なかでも長谷川分団長の自然災害に対する経験値は貴重だったんだ」

 北村は、またぞろ噴き出してきた額の汗を袖口で拭いながら、改めて草薙の顔を見遣った。

「……やはりあのとき、長谷川さんの救助を強行すべきでした。災害時に、危険は避けるのが鉄則ですが、冒してでも挑まなければならないときがあるんです」

「だが、その危険を冒して長谷川さんを無事に救い出せていればいいが、みな生埋めになってしまうこともありうるんだ。北村さんたちが無事に役場へ到着できたことが最善だったと、この場合考えるべきかもしれない。結果論に善し悪しはないよ」

「では長谷川さんの救出は?」

「むろんすぐにでも重機を廻してやりたい。ただ、いま北三村を警戒監視している船田巡査の報告しだいでは、市や県からの応援を待つことになるかもしれん」

「それでは巡査の報告を検討してからでも、そのう、小名瀬町の今後の災害対策を具体的にお聞かせください。それと併せて、その時点でわかっている罹災状況もお願いいたします」

「わかった。詳細については職員が手薄で掌握できてないのが実情だが、わかる範囲内ならお伝えできると思う」

「ありがとうございます」ようやく軽やかな笑みを添えて北村が言いだすと、「あっ、それと……」藤岡がやにわにかぶって言った。「すいません、ちょっといいですか。その長谷川さんで思い出したんですが、分団長は鈴木さんという団員に役場の方へ応援を頼みに行くよう指示を出したと言っていたんです。重機やトラックを廻して欲しいと。だとしたら、鈴木さんはもうこちらへ来ているはずなんですが」

「いや、まてよ──」北村も時間差で記憶がつながった。「その後に米山なんとかという若い団員もいたぞ。弦太だったかな? やっぱり役場へ連絡に走っていったな」

「ええ。そうです。確かに。本田さんもその場にいたんですから、全部知っているはず」

 藤岡は北村に検事のように言うと、

「二人の団員が土砂崩れの発生をこちらに告げていれば、事態はどう変わったのか  


 市役所の職員たちが熱っぽくしゃべっているのを草薙町長はむすっと聞いていた。

「そんな伝令は来なかったな。他の職員にも訊いてくれればわかるが、応援の要請があったら俺たちはこうしてなんかいないぞ」

「では、彼らは今どこに……?」

 実際、災害現場から役場まで走れば、日ころ鍛錬している団員であれば小一時間も要らないだろう。では、どこに彼らは行ったのか。街灯のない夜闇の道でも、彼らが迷うことはまずありえない。こちらへまっしぐらと駆けてきたはずだ。

 草薙町長は太い腕を高く組み、首長として、この場で言うべき言葉は何がふさわしいのか考えているようだった。人員と時間と予算が揃っていれば、行政は如何ようにも対処できる。だが、いまそのすべてが手元にない。とすれば、

「非常災害時の大混乱の最中に雨の夜中ときている。最悪の状況下ならば消防団員とてアクシデントに見舞われることもあるだろう。こんなときこそ、彼らはプロとして働いてくれると信じて、まずは待つしかあるまい」 

 結局のところ事態静観を決め込んだだけだった。 

「こんな格好では難ですから、ちょっと失礼して着替えてきます。さっき雨の中でブルを動かしていたんでね。なんか急に寒気がしてきたぜ、まったく……」

 まるでその場を誤摩化すように草薙は相好をくずした。強面が若い笑みを見せると、その落差が効果的だ。つられるようにして北村たちも、ありえない笑顔をしつらえた。彼らの頭の中では、鈴木と米山たちの行方なぞ、電車の棚に置いた〟忘れ物〝に様変わりしていた。そのうち誰かが見つけてくれるだろう、と。

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