前書きの未来は無謀な名剣によりもがれた
あなたの為に祈る
美しく清らかな虚偽を以て
醜く愚かな真実を隠す
あなたがこの未来を愛する日まで
瞳を閉じて見る夢と
瞳の中に宿る夢に
同じ音色を求めてはいけない
あなたは底から囁くだけ
【前書き】
想いの結晶を掻き集め
大切な人に届ける手紙を託した
赤き鳥は何所までも羽ばたいて行く
青い空を塗り替えながら
幻想の影を何時までも追い求めながら
[魂が求めた8番目の詩]
【未来を綴る白紙の日記】
これから書き込まれていく物語
生きた証を刻める喜び
生きる道を綴れる悦び
実直な少年は騎士となり
愚直な騎士は逃亡劇を創る
[罪が遺した36番目の詩]
【無謀に満ちた反旗の獣】
神の奴隷が奴隷を飼い
従ずる事が常識となった頃
一人の隷獣は牙を剥く
朽ち果てる快楽は同調し
群れる同胞を伴った
[血塗れて探した26番目の詩]
【名剣が生まれた戦】
骸の山頂にそれは生まれた
勝利を冠する剣と涙
愛するものを守る為
似て非なるものを奪い取る
英雄と狂人を隣り合わせに
[夢が見せた20番目の詩]
【もがれた腕が掴んだ宝石】
真実を知ることは罪である
知らないという事実は罰である
片腕の友は己を盾に
片腕の友に知識を遺す
翡翠の蛇を探す約束を
[罪が遺した37番目の詩]
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