第67話

『消毒なんかしたことねーよ…どれだよ』


とりあえず消毒液とバンドエイドと包帯をカゴに突っ込んだ



会計を終えると成也はすぐに家へと戻った


ダンダンダンッ

勢いよく階段を駆け上がる



『ハァハァ…』


部屋に入ると晴奈が半べそをかきながら帰る支度をしていた


「ちょっ…」


部屋に入るなり晴奈の腕をつかんで消毒をはじめる成也


消毒をしてバンドエイドをキッチリと貼り

その上から包帯を慎重に巻いていく




「…プッ」


ずっと無言だった成也はその声でふと我に返った

晴奈を見るとニヤニヤと笑っている



『何笑ってんだよっ!』


そんな晴奈を睨みつける


「だって、バンドエイドの上から包帯って…

しかもそんな大ケガじゃないし!」

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