ー…

「なにどした？」

今日は聡と遊びに出ていた

あれから何度か晴奈とは逢っている

『は？なにが？』

突然の聡の質問にキョトンとする成也

「最近元気ねーよ」

聡がタバコに火を付けながら成也を見た

『……』

「なに？」

『……美波が忘れらんない

正直余裕だと思ってた。

晴奈は晴奈で普通に意識してるし、どうでもいいとか思ってない

けど……

なんか中途半端に忘れらんなくて晴奈に悪くて』

頭をかきむしり俯く成也

「美波ちゃんにちゃんと気持ち伝えれば？」

『へ？』

あまりに唐突な答えに口をポカンと開けて聡を見つめた

「お前、ちゃんと別れる時美波ちゃんに自分の気持ち伝えたわけ？

“好きだ”ってちゃんと伝えたわけ？

一方的に言われて“わかった”とか言ったんじゃねーの？」

『…言えねぇよ』

突然マジになった聡に押されつつも答えた

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