第50話

少し歩いていると小さな公園についた


暇だったのでそこで足が付いてしまうような“運てい”で遊んだり、たわいない話をして笑いあっていた




「あっ雨振ってきた?」


晴奈が空を見上げた


『本当だっ移動するか~


チャリじゃ遅いからチャリ置いて後ろ乗って』


成也が晴奈をバイクの後ろに乗っけた


聡は晴奈の友達を乗っけていた




ブブブブンブン~


エンジンをかけると晴奈が腰に手を回してきた


ギュッ






ドキッ





成也の頭の中に…




美波があらわれた…



前は美波をこうやってバイクの後ろに乗っけていた…


今は美波じゃないのに…


成也の背中は美波が乗っていた時と同じように温かくて…


美波を乗っけているような感覚だった…

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