第49話

夜になると

バイクで待ち合わせ場所に向かった



晴奈達はまだ着いてないみたいだ


その場にしゃがみこむとタバコを吸い出した




しばらくすると電灯の光に照らされて自転車で2人乗りした女の影が見えてきた


少し離れたところで自転車が止まって晴奈達がもじもじとしている


「行ってこいよ!」


聡が晴奈達を指さして成也の背中をポンっと押した


『あぁ…』


立ち上がると晴奈達に向かって歩きだした




『よっ!』


晴奈に向かって手をあげる


「あっ久しぶり!」


晴奈が話すと横から晴奈の友達も話し掛けてきた


「こんにちわ!」


あんまりこんな場面に慣れていない成也は照れ隠しで晴奈の頭をポカンと叩いた


すると晴奈があまりにもビックリした顔をするから成也はケラケラと笑った


『どこ行く?』


成也が晴奈に聞く


「どこでもいいよ!」


待ち合わせ場所が成也の地元に近かったのもあり成也の地元の方に向かってバイクを押しながらブラブラ歩いていった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る