それが美波の答えだったんだ…

『…そっか…だな！！

わかった！

耐えられるわけねぇよな！

ははは…俺バカみてぇ…

重い事言っちゃってなんかごめんな！！』

成也は無理やり笑ってみせる

「ごめん…」

美波は俯いたまま申し訳なさそうにしていた

『いやいいって！大丈夫大丈夫…』

美波に向かってニッコリと笑い頭をポンポンと叩く

『…じゃ…俺帰るわ』

成也がゆっくりと立ち上がった時

グイッ

『わっ！』

びっくりして成也が振り向くと

美波が成也の着ていた服の袖をしゃがんだまま震える手でつかんでいた

「…ごめんね…」

美波は…

泣いていた

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