「え？」

意味がわからないと言ったように口をポカンと開けて成也を見つめる美波

「どうゆう事…」

『俺…これから先記憶がなくなるらしい…こないだ病院いった時言われたんだ…』

成也は俯きながら話した

美波はそんな成也をただ見つめていた

「そうなんだ…

　…んで言ってくれなかったの…」

『え？？』

「ううん、ごめん…」

しばらくの沈黙のあと先に口を開いたのは美波だった

「…好きな人できた」

『え…』

「ごめん、でも浮気してたわけじゃない

ちゃんと成也が好きだった

でも…

病気の事よくわかんないけど…

私耐えられる自身ない」

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