第44話

絶対混んでると思っていたけど、お昼を少し過ぎたくらいの今は、皆近くのファミレスに行っているみたいで、案外空いていた。





「意外と空いてるね!」



「お昼時だからねー。しかも落ち着かない?なんか。」



「やっぱり?私も思ってた。私と小町って趣味合うよね。」



「うん!」




千織と2人掛けの席に座って、ひとつのメニューを覗き見る。




「千織、なに飲む?」



「ミルクティー。」



「私はー…、んー、迷うな。ラテ飲みたい。」





優柔不断な私も、千織に急かされ、飲み物を決めて。




「数学課題キツかったねー。」



「ほんとキツかった。でも、あれから課題テスト出るんでしょ?」



「そうだよー。ちゃんと復習しなきゃやばいよね。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る