綺麗な
毎週火曜日を
君の誕生日にしよう
忘れずにプレゼントを
贈るよ 約束する
百歳のお祝いには
花束を用意するから
なんとかそれまでに
花を咲かせてみせるから
ドゥルルル 世界の響き
慣れてしまったけれどせめて
トゥルルル ぐらいの響き
戻らないだろうか
テュタタタ 大地が裂けて
また何か飲み込まれた
デュダダダ 心の中で
正しい記憶が唸っている
安心 不安 不安
再生 破壊 破壊
和解 無視 無視
別離 離別 別離
太陽が沈むのを忘れたり
雨が滝を真似てみたり
面白いね わからないね
ごめんね 種は死んでる
もう火曜日も消えた
毎日お祝いをしよう
毎日ってなんだ
お祝いだけを続けよう
飛んできた岩に
花が咲いていたよ!
たった一輪だけれど
綺麗でもないけれど
抜け落ちた君の
綺麗な綺麗な髪を
一緒に束ねてみよう
ハッピーバースデー
どこからどこまでが君なんだろう
ピーシュポ ピーシュポ
限界に耐えられない嘆き
きしみ続けた星が
手のひらに収束していく
ビージュボ ビージュボボ
花が駆け足で枯れていく
心の中で引き出しが壊れて
記憶がおなかの方へと落ちていく
明日には排泄してしまうだろう
花束の日
一つだけ忘れないようにつぶやく
花束の日
君の誕生日
君?
君
そんな何か
不安 ドゥルルル 破壊 ピーシュポ
ドゥルルルルルル ピーシュポポポポ
花束の日 テュタタタ 花束の日
無視 別離 別離 花束の日
花た
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