第3話:食えない人。

「違います・・私、天使で天界から来たんです」


「・・・天使でもって天界から来たの?・・・そんな可愛いウソついて・・・

一度はノッてあげるけど二度目はないよ、三度目は「そんな、やめてください!!

お代官さま〜」って言わなきゃいけないような淫らなことするよ」


「なんですかそれ?・・・エッチな人」

「本当に本当の話です・・・もう最初はみんなそうなんですよね」

「私の言うこと信じないんですから・・・これが一番やっかいなんです」


「じゃ〜証拠・・・天使だって証拠見せてみ?」


「証拠ですか?」


「じゃ〜ちょっと浮いてみましょうか?」


そう言うとリンデルはフワッとほんの5メートルばかり上空に浮いた。


「これで信じていただけます〜?」


リンデルは上から晋平に自慢げにそう言った。


「ほ〜・・・浮いてるよ」

「分かった・・・宙に浮く女の子なんて人間にはいないもんな、信じる」


晋平に納得しさせたリンデルは降りて来て言った。


「あのね、今から私いろいろ、お話しますけど絶対驚かないでくださいね」


「えっうそ?・・・まじで?」


「まだなにも言ってません、早いですっ!!・・・今からしゃべるの・・・もう

ふざけないで・・・食えない人」


「冗談だって・・・リンデルちゃん起こるとさらに可愛いいよな〜」

「もっと、いじめたいな〜」


「もう!!」


「悪い・・・ごめん、で?どんな素敵な話してくれるの?」


そこでリンデルは天界で神様からの指示で、出来の悪い男子をりっぱな男子に更生

させるため地上に降りて来たことを晋平に話した。


つづく。


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