第5話

 相手を「レベルが低い」と見下げる時、実は上を向いている。

 なぜなら、自分よりも「幸せ」であることを心のどこかで認めているから。

 見下すつもりなのに、その目は恨めしそうな上目遣いをしている。


 自分のことを肯定できないから、人を否定する。世の中の全員を否定したところで、自分の心が満たされることはないのに。

 否定する労力の分、自分を愛した方が何倍も満たされるのに。


 昆布

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る