第5話 リア充は爆破すべし‼
俺と優美が筋肉痛での再起不能から復活した二日後、悟とあかりに夏祭りに誘われていた
「優美大丈夫かな?俺あかりに刺されないかな?」
「大丈夫じゃない?多分だけど」
「それ大丈夫じゃない奴だよね!俺らちょっと後ろ歩こーぜ」
「いいよナンパされても良いなら」
「じゃあ大丈夫だわ」
ナンパされたらまたボコせば良いだけだしボコすのストレス発散になるしこれは優美もわかってくれるはず!と言うか正直女の子ナンパしたい、百合百合したいすっごくしたい
「わかるけどそれ絶対に口に出すなよ」
やっぱこの子怖いわーくっそ怖いわー慣れてきてる俺もよくないわー
そんな事を考えていると悟とあかりがたまに街中で見かけるようなイチャついているカップルのようにイチャつきながらこっちに歩いてきた、と言っても読者の皆様は家からどうせ出ないからわからないか、でもそれはそれとしてこいつらボコして良いかな?ボコした方がいろんな人のためになるよなやっぱりボコそうそうしよう!読者の皆様もそう思うだろ?リア充は爆発すれば良いと
「お兄ちゃんいつも以上に読者への問いかけが多いし多分読者困惑してるよ」
「まぁ良いんじゃねというかあいつらきたから口調戻せよ」
「お兄ちゃんもな」
「おいあかり、桜と優美きたぞ」
「どうもあかりさんこの前はごめんなさいね急に宣戦布告なんてしちゃって、悟君の彼女さんとは仲良くしたいの、 これからよろしくね」
やっばw俺猫被りずきなんかおもろw俺結構演技派やなすると紗羅が小さな声で
「やっばお兄ちゃんきっもすっごくキモいよさっすが自称演技派ロリコン」
「ロリコン関係ねーし心にくるからやめて」
「お前ら何しとるん?さっさと行くぞー」
「はいはい今行きますよー」
夏祭りなんていつぶりだろうか6年くらいきてなかったなあの時は紗羅が迷子になって大変だったっけ あとその時に優美が射的で無双して店主さんにくっそ嫌な顔されてたなそんなこんなで良い感じに悟とあかりがイチャつき始めた
「優美例のアレを」
「バッチリやで」
あいつらのイチャイチャ中の写真ゲット!勝ちもうしたこれを生徒会のグループチャットに送ってネタにしなくては
「優美レッツゴー」
「オケ投稿完了!そんなことより兄者兄者!射的しよーぜ射的」
「お前無双して店に迷惑かけんなよ」
「とりまいっちゃん大きいの取ってくるぜ」
「俺もついて行くからな。悟ちょっと俺らかき氷とかたません食ってくるねあと射的してくる」
「オケ、二人とも後で話があるから後でな」
あーあもうバレたかめんどくせとりま射的行くかー
「お前なぁ迷惑かけんなっていったよな」
結局なんと言うかある意味予想通り、優美が一番デカい景品を六発中二発で落としその他のデカい景品をことごとく取って行ったため迷惑をかけていた
「お兄ちゃん自分の事棚に上げておいてよく言えるよね」
「うぐっお前なぁそれは俺に効くからやめろ」
俺は俺で小さい物を乱獲してたからな。
優美とそんな会話をしていると悟がやってきて
「やあやあ二人とも百合百合しいのもいいけどお話があるんだけどいい?まぁ拒否権無いけど」
「そこまで今は百合百合してないと思うが、あかりはいいのか?」
「もう帰ったでなんか用事あるらしい家族が迎えに来てくれるらしいから送るのはいいかなと」
「んじゃー家来て、ここで説教は結構恥ずいしな」
「しゃーない許したるお前ん家行くか」
「というか学校の奴らってこのお祭りにいた?俺見なかったんだけど」
「居たよ」
「どんな会話したんや」
「大した会話してないよ」
悟が二人の元に行く少し前
「お、悟じゃん!おっひさーお?お隣の人って彼女さん?このリア充めー」
「ばーくーはーつーだー」
「リア充コロス絶対コロス」
「えっとどうも悟の彼女やらせてもらってますあかりと申しますよろしくお願いしますね」
うわぁ俺にGPSつけてるやつとは到底思えない挨拶方法で自分の彼女とはいえ引くわ〜まっかわいいからいいや
「悟が惚気とる死刑」
「どこがだよ!」
「雰囲気がねもうね」
まじで何なんだよどこもイチャついてないじゃん!あいつらもいつもイチャついてるって言うけどまじでどこがイチャついてるんだよ!
「って感じだなさーて、家ついたから今から説教タイムだぞ。覚悟しとけ」
「「めんどくせ」」
「声を揃えて言うな!」
悟による3時間に及ぶ説教の時間の後、悟はうちでご飯を食べて行くことになったその食事中、悟のスマホの電話が鳴り響いた
「悪い電話出る。はい、もしもし、はいそうですけど、え⁉︎あかりが!はい今行きますお前ら悪い知らせだあかりが刺された、 死ぬかは分からないが後遺症は確実らしいって事で俺は急いで病院に行くお前らは行くか?」
「もちろん俺達は行くよな⁉︎優美行く?」
「行くよせっかく珍しくかっこいいと思ったのに」
「珍しいわ余計だいつもかっこいいお兄ちゃんだろ」
「痴話喧嘩は後にしてもう行くぞ」
その辺でタクシーを捕まえあかりがいるという病院へと向かった
「あ、あかりのお母さん、あかりはどうなりましたか?」
「わからないわ、まだお医者さんが頑張ってくれてるわ、あら貴女たちは?」
「あかりちゃんの友達の桜です急いでいる悟くんに事情を聞いてついて来てしまいました、勝手に申し訳ありません。あ、終わったみたいですよ」
治療室のあかりが消え担当医の人か出てきたその表情は暗く暗く沈んでいて聴かなくともあかりがどうなったかわ明白だった
「ご愁傷様です、あかりさんはもう助からないでしょう…」
その言葉を聞いた後あかりのご両親は泣き崩れ、悟も何とも言えない悲しそうな顔をしていた、気まずい雰囲気のなか どうすればいいかわからなくそそくさとその場を抜けだした俺と優美は二人でゆっくりと家へと歩いていた
「ねぇ優美、俺はどうすればいいかな?」
「わからない、とりあえず後で傷心の悟を慰めてあげなよ、その後色々考えよ」
「そうだね、ゆっくり考えよう」
翌々日、あかりの葬式が行われた俺と優美も一応参列したが悟の死んだ様な顔を見てやはり来なければよかったと 二人で後悔をしていたそんな中、死んだ様な顔をした悟がこっちにきて
「二人とも来てくれてありがとな、あんまり関わり無かったのに」
「いや十分すぎるくらいにはあったやろうが!あとな死んだ様な顔すんな!生きてたらよかったがもう死んだあかりもその死んだ様な顔は望んで無いだろうが!せいぜいあかりの分も生きる事だな!………なんかごめん熱くなったお前の死んだ様な顔見てムカツいちったわ、途中で悪いけどちょっと頭冷やしに家帰るわごめんな、優美帰るか」
「わかった、それでは、お騒がせしてすみませんでした」
疲れたな色々と、てか明日から学校かだるいな
「お兄ちゃん悟を慰めるのは良いけどセリフにスマホ版の方だと8行は普通に使いすぎだしたくさん人いたし結構な大声だったから 結構な迷惑だったよ」
「ごめんって、ああでもしないとあいつがまじで死にそうだったから許して」
「まぁ良いんだけどさ、でさ、おもろいぐらい話変わるけど、明日って仕事あったっけ」
「確か日常回だから無いはず」
「ある物はあるだろ」
「確かに、まぁそれでも無かったはずやで」
「じゃあいっか」
波瀾万丈な夏休みが終わり学校が始まり二日がった、クラスのみんなは自分がこの夏休みにどこに行ったのかや宿題をやっていない人達が一致団結し宿題に取り組んでいた、夏休み中にやれば良いことを、そんなことをぼーっと眺めている私は今たくさんの人(主に他クラス)に囲まれていた。
朝には
「桜ちゃんいつもどうやって勉強してるの?私課題テストやばそうだから勉強教えてくれない?」
と聞かれ
「私、そこまで頭良く無いし一人の方が集中できるから教えられないわ、悪いわね」
と返し
昼には
「桜ちゃん私達とご飯食べない?」
と聞かれ
「私、優美ちゃんと二人で昼ごはん食べるからごめんなさい」
と返し
帰りには
「俺達とカラオケ行かない?カラオケ代は俺たちが持つからさ、無理なら帰り一緒の所だけで良いからね」
とウザいほどいろんな男どもに聞かれ
「正直言ってキモいから失せろ」
と返し
そして今は本気でめんどくさい1日の帰り道
「優美これ本当に日常回?」
「仕方ないじゃん作者が日常回書くの初めてなんだし、話は変わるけどお兄ちゃんはいつもこんな塩対応なん?」
「別にそこまで塩対応してるわけじゃ無いよ……多分…ね」
「これ無自覚でやってる奴だ、あー怖い怖い」
「どうしたら塩対応って治るかな」
「まぁ全く人と喋ってこなかったお兄ちゃんには難しいかもなぁー」
「友達くらいおるわぁ!まぁTSした後どころか高校に入ってから中学の友達と会ってないんだけどな」
みんなもそうだよなあ高校に入ってからなんか高校の友達とばっか遊ぶよねえ、そうだよねえ!ねえ!
「あ!友達いたんだぁーてっきり悟しか友達居ないのかと」
「失礼な!不定期だけどゲーム関連でよく連絡取ってるわ!」
そんな他愛も無い会話をしながら家にかえる、一人の少女がこっちに振り向いてぽつりとつぶやいた「お…おねえ…ちゃん?」という言葉に気づかずに
~感想や、改善点、待っています。ついでに現在同時執筆中の別シリーズも見てってください~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます