第4話 ほら、好きだろ水着回、まあイラスト無いけど

 夏休み五日目、俺らは夏バテしていてぐったりとした中、悟と遊んでいた


「優美、俺、じゃなくて私達なんで遊んでるんだっけ?」

「おねーちゃんが水着買いに行くって約束してたからでしょ」

「あんたらなんでそんなぐったりしてんの?」

「シンプル夏バテ」


 
 そんなことより!今は水着!優美を着せ替えにしてやるんだい!などと意気込んだ数十分後


「どうよ」


とふっりふりのビキニタイプの水着を水着を買い終わった優美と悟に見せびらかす。すると優美が


「うんよく似合う!次これ!」


と今度はワンピースタイプの水着を差し出してくる。あれ?なんか忘れてる気がするけど気にしない!優美が次々に水着を持ってるなんか多い気がする、そしておそらく26着目の水着を持ってる優美に俺は思わず突っ込んだ


「ちょっと待てい!」

「えーなんでー」

「悟寝てるし終わらん気がしたから!一旦ストップ!あとなんで旧スク水あんだよ⁉︎ここはコスプレショップか⁉︎」

「わかったじゃあ17番目の水着が一番似合ってたからそれ買ってきて」

「いや決まってたのかよ!てかどれだよ!」


 やっと終わってくれた地味に疲れたからまじで助かった。

 ちなみに買った水着は紗羅の水着と色違いで、さすが姉妹?兄妹?と言ったところか優美もめっちゃ似合ってた、
 さすが美少女!美少女最高!ビバ女体化!


「夏だ!プールだ!水着だ!それんなことより!みんなの水着めっちゃエロ可愛い!」

「ちょ真昼、感想がおっさんくさい」

「仕方ないじゃん!だってみんなの水着めっちゃ可愛いもん!可愛いしエロいのが悪い!」

「わかります!先輩!私やっぱ可愛いって正義であり犯罪だと思うんです!可愛いってやっぱ世界救いますよね!」


 ふっふっふっこれには優美お前もツッコめやしないだろう。なぜなら!一話の最初のほうで優美もこういう風に唱えていたからな!なに!シ、シカトだと!しかも引き気味な苦笑い!完全に限界化オタクに対する偏見を集めた顔してやがるどちらかというと、お前もこっち側なんだよ!すると理沙先輩が


「おお熱弁!桜ちゃんって学校で聞くイメージとはだいぶ違うね。今更感ヤバいけど」

「確かに今呼ばれているか分かりませんけど入ってきた初めの方は『塩対応のお姫様』とか『塩の女王』とか呼ばれてましたねー学校では塩対応キャラでやってますけど、こっちのオタク感が強い方が素です、そこでさっきの熱弁をシカトして引いてる優美さんも根っからのオタクですよー」


 仕返しだ!自分が唱えたのくせにシカトしやがって!さぁ狼狽えるがいい!

 すると優美が小声で「チッくそ兄貴が」威嚇してきた。読者のみんな悪い俺死んだわ、今回はガチ目に殺されるな、
 うん諦めよう。その後優美が諦めたように


「そうです私結構オタクです、まぁほとんど兄の影響ですけどね。」


 こいつ俺のことを言いやがった!え?これ大丈夫なやつ?俺一応超美少女である紗羅と双子って事で有名だったんけど。


「あーそういえばお兄さんいたね、最近来てないらしいけどお兄さん生きてる?」


 ん?生きてる?なに?真昼先輩はいない人もしくは来てない人=死んだものだと思ってるの?


「お兄ちゃんはしっかりと生きてますよ、過去私絡みで色々と言われて、それが若干トラウマになってるぽっいです。まぁ要するにただのサボりです!」


 こいつ女体化してる実の兄を目の前にそんなウソを言うか?と言うかそんな事全く持って無いですけど⁉︎

 そんな会話をしていた俺らは不穏な影に気付かないなーんてことは起こんないんですけどね。


 というか可愛い女の子めっちゃ多いやが⁉︎ヤバイヤバイロリとロリが百合してる⁉︎ここは天国か?あそこではおねロリしとるし我生涯に一片の悔い無し!


「桜ちゃんのロリコン、百合厨、ど変態、萌え豚」

「おい真昼!百合百合してる光景に見惚れない!紗羅ちゃん、お互い大変だね」

「ですね」

「というかうちの兄と悟君遅いねー」

「遅いですねー」


 俺らは男側が遅いという珍しい状況において、彼らに断りを入れ場所取りをしていた。そして今は場所を伝えみんなでのんびりとしていた、
 すると何処ぞの陽キャどもが話しかけてきた、イヤな予感しかしない


「ねねそこのおねーさん達俺らと一緒に遊ぼーや」


 はい予感的中、悟とか会長とか「待った?」ってやってくんないかなーまぁそんな都合よくいかないよな、よし冷徹な瞳で精神的に殺そう!徹底的に殺そう!ここまでおよそ0.1秒これがオタクのなせる技!さぁみんなもやってみよう!


「お兄さん達これでも私達彼氏持ちですよ、それでも私達をナンパしようと思いますか?」


 よし!俺がやられたら絶対諦める!するとこの馬鹿どもは


「じゃあ浮気したらど?」


と勧めてきやがった本当に馬鹿なのかな?
 なんで浮気を勧めるの?じゃあお前らは浮気すんか⁉︎


「本当にキモいさっさとくたばってくんないかな?まじそんなんだから彼女出来ないんだろ、このゴミどもが」

「桜ちゃん!最後の方口に出てるよ、あと怖いよ目が笑ってないよ、くたばって欲しいのは分かるけどさ、ね」


 おい優美がっつりと言うなって、可哀想だろ、だってそうでもしないと彼女が出来ない可哀想な陽キャモドキなんだからさ、ね。あこれ表情的に精神的にやられたな?よっしゃ俺らの勝ち!なんで負けたか考えておいて下さい、いや考えなくても分かるか。そんなこんなでクソみたいな陽キャモドキどもを撃退した俺らは、悟達と合流していた。


「いやー陽キャ退治楽しかったーもっとズタボロにできたのに残念」

「お前何してんの?」

「クソみたいな陽キャ退治、彼氏いるって嘘ついたら浮気したら?って言ってくるようなクズどもを撃退してたのZE☆ほっんとうに楽しかったわ」

「何それクッソ気になるんだけど⁉︎」

「やってあげよっか?」

「遠慮しておくわ、お前ら絶対立ち直れないくらいボコボコにしてくるじゃん」


 どうやらばれていたらしい、いや本当はそのあと人間不信にしたあと愛でて堕とすつもりだったんだけどな!
 そんなことは忘れてみんなでプールで遊んだのは良いのだが


「いやー流石に花の高校生といえどプールで長時間遊ぶのは疲れるねー」

「それにしても真昼先輩は疲れると言いながらすっごく元気じゃないですか」

「そんな事ないよーそういう悟君も元気そうじゃん」

「そこのオタクどもよりは元気ですね」


 と悟が指した方向には疲れ果てものすごくぐったりとなっているオタク兄妹だった


「お前ら大丈夫か?」

「これが大丈夫に見えるならお前の目は節穴だな」

「おにい…ちゃん大、丈夫そ、う?」

「優美の方が死にそうじゃねーか」

「だ、大、丈夫だ、だよ」


と優美が言った途端バタっと倒れた


「優美⁉︎大丈夫じゃないな、おぶって帰るので今日はもうありがとうございました!楽しかったですまた誘ってください!
 また生徒会で!」

 俺は優美を担いだまま家へと帰ってきた

「優美生きてるか?ご飯はいるか?」

「お兄ちゃんそんな心配しなくても良いよ、ずっと心配してると疲れるでしょあと救急車呼べばよかったらやん」

「忘れてたけどそういう問題じゃない!」


 こっちは心配してるというのに優美はいつも俺の心配ばっかでどっちが上なんだか、ん?一緒か双子だけど俺が上なのか?いや設定的に俺が上なのか大丈夫だよな合ってるよな作者さんあと、優美今後死ぬことないよね⁉︎


「お兄ちゃんまたメタくなってるし私は大丈夫だよ今後の展開的に私必須にしたいはずだし」

「じゃあ良いや」


 優美が大丈夫なら大丈夫あれ?日本語大丈夫かな?まぁいっか

 この後、俺と優美は物凄い疲れと物凄い筋肉痛で数日の間ベットからほとんど動けなかった、一日中ずっとスマホゲームってのもいいよ

 俺と優美が筋肉痛での再起不能から復活した二日後、悟とあかりに夏祭りに誘われていた


「優美大丈夫かな?俺あかりに刺されないかな?」

「大丈夫じゃない?多分だけど」

「それ大丈夫じゃない奴だよね!俺らちょっと後ろ歩こーぜ」

「いいよナンパされても良いなら」

「じゃあ大丈夫だわ」


 ナンパされたらまたボコせば良いだけだしボコすのストレス発散になるしこれは紗羅もわかってくれるはず!と言うか正直女の子ナンパしたい、百合百合したいすっごくしたい


「わかるけどそれ絶対に口に出すなよ」

 やっぱこの子怖いわーくっそ怖いわーちょっと慣れてきてるのも怖いわー



 ~感想や、改善点、待っています。ついでに現在同時執筆中の別シリーズも見てってください~

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る