第3話 GPS欲しいよなぁ~

 前回のラスト悟が家に来たのだが


「いや普通に家入ってこいよ」

 そう、なぜか家に入ってこなかった

「いやーなんか抵抗がねー」


 なんの抵抗だよ。前まで普通に入ってたやん!と心の中で叫んでいると優美がリビングがら出てきて


「あれじゃ無い、彼女がいるのに女の子の家に入るっていうことじゃない?」

「なるほどな、あとナチュラルに心を読むな」


 この子は、すーぐ兄の心を読むよ、そしてこいつもこいつで、前まで普通に入って来てたから躊躇う必要ないはずなのに、ほーんと何を躊躇ってるのでしょうかねぇ?

 こいつらまっじでおかしいだろ。すると悟が、


「じゃ、お邪魔しまーす」


とやっと入って来た、


「邪魔すんなら帰ってー」


というお決まりをする。

 すると非情なのか、それとも特大の馬鹿なのか


「じゃ尚更入るなー」


と言ってくる、こいつめ

 その後本題である資料の確認を速攻で終わらせ、三人で遊んでいた、


「よっしゃ六連勝」

「おい優美、地味にバフ積むのやめろよ」

「え?まじで?バフ積んでたの?」

「めっちゃ小さいけどエフェクト残ってるぞ、優美よ詰めが甘いな」

「なぜ気づいたんだ」

「俺の目の良さを舐めるな!」

「ゆーて右も左も0.4じゃん、コンタクトじゃん」

「え?桜そんな目わるかったの!」


 だって仕方ないやん、だっていつも寝る前に三冊くらい暗い中読んでるからだし、
 寝不足だし。まーねー本好きだし、仕方ない。

 みんなでゲームをしてると悟のスマホに電話がかかってきた。


「はい。もしもーし、は?今から家にくる?俺今友達の家居るんだけど。いやいや位置情報送れって馬鹿だろ!送らんわ!」


 すると数分後家のチャイムが鳴った。


「俺出るわ」

「おにーちゃんよろしくー」


 俺が出るとあかりが来ていた。


「は?」


あかりと声が重なった、あーこれが修羅場ってやつかー、これやばくね?悟が、まぁ当然だよね、だって性転換した親友の家といえど女子の家だしな。まぁとりま家に上げるか、


「と、とりあえず悟の元へどうぞ」

「あ、ありがとうございます」


 いや気まず!これが彼氏の浮気がわかったときの気分かーまぁ俺は元から知ってたけども、てかなんであかりが俺の家に居んの?するとあかりが


「さーとーるーこれはどういうこと?なんで女の家に居るのかなぁ?」

「いやこれには深いけどそこまで深く無い理由がありましてですね、というか!お前も来た事ねぇわ…」

「と、り、あ、え、ず!言い訳を聞きましょうか」


 これはチャンスなのでは?あかりに戦線布告するチャンスなのでは!思い立ったが吉日、善は急げ!レッツゴー


「おいあかり!聞きたい事は山ほどあるが先に言っておく!俺じゃなくて、私は!悟を全力で堕としに行く!精々覚悟しておくんだな!そんなことよりもなんでここにいるの?」

「え?そんなん、悟にGPSつけてるからに決まってるじゃん」


 なるほど、こいつはかなりヤバイ、GPSを付けてるっておかしいだろ!ちなみにGPSとは、読者の皆さんは当然ご存知かと思いますが、Global Positioning System 《グローバルポジショニングシステム》の略称で、今では普通に約2〜3万円位でしっかりとした小型のものが購入できるそうです。ストーキングとか浮気の監視用などに便利!探偵さんなどによるとスマホやお財布などより鞄に付ける方がいいらしいですよ。みんなも
 レッツストーキング!

 としっかりと犯罪行為(ストーカー規制法違反)を勧めたところで悟にこの場をおさめてもらいますか、


「っことで悟この後の事は任せたわ。私は、料理を作ってくる、あ、お二人さんも夜ご飯家で食べてってから帰ってねー」

「私はもう食べたんで大丈夫でーすお気遣いありがとうございます。さーて悟しっかりとゆっくーりお話ししよーねー」


 後はもうあのバカップルに任せよう、なんかいい感じにまとまることだろう俺は三人分のご飯をさっさと作らなければ、優美に怒られるのは嫌だからな、真面目にアイツ結構怖いから。


〜夕食後〜


「弁解どーった?」

「まーぎりってとこ」

「良かったなー」

「つーかお前まっじで戦線布告しやがったな!どうしてくれるんだよ!」


 あ...料理に集中してて忘れてた俺あかりに戦線布告したんだった。まぁいっかー


「おにーちゃん良かったね、やっと戦線布告できたじゃん」

「そーだね、まぁ結果的に良かったよ」

「いい感じに話がまとまったところで俺は帰るわ、桜、紗羅また学校でな」

「俺がツッコむのもあれだけどどこが良い感じなの⁉︎というか泊まってて良いけどどする?前の体の時の服残ってるし、泊まっててもいいぜぇ〜」

「泊まっててもいいんだけど、」

「いいんだけど?」

「おまえ絶対に襲ってるじゃん!」

「いいじゃん!」

「よくないわ!」


 と悟と会話してると紗羅が


「ハイハイ漫才はそこら辺にして帰りなめっちゃ暗いってわけじゃないけど気をつけて帰ってね」


 と言ってきた、別に漫才してるわけじゃないのに...まぁそんなことより!今は悟が安全に帰る事が何より大切!
 ってことで、今回はツッコないでおいてやろう


「何様だお前」

「心読むな!じゃ気をつけて帰れよ。また学校でな」

「おう二人とも学校でな」


 悟が家に来てから数日後、俺は優美に地味に気になってたことを聞いてみた。


「おまえって好きな人いるの?」


ただの興味本位だ。すると


「へ?」


すっとんきょうな声が聞こえてきた。俺はそれを見逃すほど甘くはない、


「その反応はいるって事?」


と悪戯風に言ってみる。すると


「おにーちゃんのそういうとこほんっと嫌い」

「そんな可愛い反応する妹がおにーちゃんは大好きだよ」

「シスコン、ロリコン、キモい」

「それはシスコンでありロリコンでもある俺と妹キャラとロリキャラ大好きなオタクの全読者の皆様方がガチ目に傷付くからやめて、あとおまえロリって見た目じゃないやん」


 チクチク言葉駄目絶対、小学校で読者のみんなも習ったよね!習ったよね⁉︎


「おにーちゃんメタい」

「その通りです」


 まぁ時々めっちゃメタくなるから仕方ないよね。仕方ないよね!(圧)


「んで誰なの?好きな人」

「言いませーん」

「よし諦めよう」

「潔いいね、珍しく」

「珍しくは余計だ」


 まぁ悲しい事に実際に珍しいのだか


 ある7月初旬の日のこと


「いやーもうそろそろ夏休みですねー」


 無言の空間が嫌いな俺は、生徒会の仕事をしている時にそんな会話を始めた。


「どうする?どっか行く?」


 と優美が乗ってくる。すると真昼先輩が


「私みんなで海行きたーい」

「真昼は桜ちゃんと優美ちゃんの水着が見たいだけでしょ」


 とすかさずツッコんでくる理沙先輩さすが生徒会のツッコミ担当!間の取り方が完璧!だが俺は結構海に行きたい!というか優美や先輩達の水着が見たい!だから俺は


「私はみんなで海行きたいです」


と言って少し真昼先輩に助け船(?)をだす、いやで出るのか?
 気づいているのかいないのかわからないが真昼先輩が


「桜ちゃんもそう言ってる事だし、行こーよー」

「私プールでもいいですよー」

「プールもいいねー」

「勝手に話が進んでる、ねぇ真昼、てか行くとしても、うちのバカ兄と悟くんも連れてくの?」

「どーしよーかー」


 とどんどん話が盛り上がっていってどうするかみんな(生徒会女子陣)で話し合った結局プールに生徒会の全員で行く事になった。(男に許可は得てない)プールめっちゃ楽しみ!あとみんなの水着姿も、するとどこからか優美の、この美少女の皮を被ったおっさんめ!と言う声が聞こえた。あの子ついにテレパシーでも使えるようになったのかな。お兄ちゃん、妹が超能力者とかなんか嫌なんだけど。


 ~感想や、改善点、待っています。ついでに現在同時執筆中の別シリーズも見てってください~

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