第3話 強盗のすゝめ
強盗をするといったな
あれはマジだ!
でもつかまりたくないので先に下調べだ!
今回強盗するのはさっきお世話になったコンビニ
コンビニの上と周りは高層ビルに囲まれており上には逃げれなさそうだ
そこを少し離れたところには車では入れなさそうな路地がある
万が一同じバイクで追ってきたときに室外機が落ちてくるよう細工をしておく
振動を与えると落ちる用になるまでボルトを緩める、それを3っつ用意
ついでにそこら辺を歩いていたNPCを拉致
このゲーム、NPCを拘束すればちゃんと言うこと聞いてくれるんだよな。
更に近くの警察署に張り込む
理由? んなもん捕まりたくないからだ!
さっきから何やら慌ただしかったからな様子を見に来たって訳だ
「おい、パシフィックの方で銀行強盗だってよ」
「初出動は結構でかい事件だな」
「車出して〜」 「乗ってくかい?」 「やっぱりバイクで行きます〜」
何やら他の所で事件のようだ
警察署に人が全くいなくなった所で早速始める
さっき服屋で買ってきた服とマスクを被りいざ、実践!
ちなみに今回はジェイソンのマスクを採用したよ
「強盗だ!手を挙げろ!」
「ひぃ」 「な、強盗!?」
「おっと、こっちには人質がいるぜ」
中に居たのは定員が一人とプレイヤーが一人
プレイヤーは人質にしても暴れるので人質を盾にしておく
早速コンビニのレジを銃で壊し現金を取る。
レジは2個あったので残りの弾は4発となった
そして
「おい!金庫はどこだ!」
「ひぃ、b、バックヤードです!」
案の定金庫があった
流石に金庫は銃弾では開かないのでここで登場ピッキング用具〜
製作所を直さなくても制作台が使用できることに気付いた俺は使うだろうと思い作っていたのであった。
素早くピッキング作業に取り掛かる
ピッキングの仕方は鍵穴の中に入っているピンをピックで押して、疑似的に鍵が差し込まれているような状態を作らなきゃいけないから、まぁ正解のピンを順番に覚えていくミニゲームだ。
そうこうしてる間に開いたな
中には現金とジュエリーが13個
高値で売れそうだ
これで最後のようなのでさっさとここからとんずらしよう
颯爽とバイクにまたがりエンジンをかける
警察も来なかったし楽だっ「おまわりさん!強盗です!」
…なんで巡回にぶち当たるんだよ!
バイクを予定どうりの路地に入れる
銃の底で室外機を叩けば順番に落ちていく
サツは反対側で立ち往生している
「はっはっは、残念だったな」
「くっ、あ、おい、そこのやつコンビニ強盗の犯人だ!捕まえてくれ!」
後ろを見ると巡回してただろうパトカーがサイレンを鳴らす
「まじかよ!」 「大人しく捕まれ!」 「やなこった!」
バイクのアクセルを全開にし逃走を始める
十字路を曲がり、立体駐車場に入る、最上階まで来るとジャンプ台があった
「何でこんなところのジャンプ台があるのかはわからないが使わせてもらおう!」
バイクのニトロをふかし、スピードを上昇させながらジャンプ台から飛ぶ。
ちょうど高速道路の上に乗った
「な、化け物かよ!」 「こんなことで化け物呼ばわりされたくないね!」
そのままパトカーも飛んだが、飛距離が足りず高速道路にぶつかり
そのまま落ちて爆散した
南無三
そのまま製作所に帰った
現金は800000、ジュエリーはどこかで売るとして
まぁ、犯罪初成功だな
1つ思ったが、警察、今は弱いな
強めのプレイヤーがパシフィックの方に行っていたこともあるが…
今、稼ぎどきじゃね?
まぁ、それは後回しにして
ジュエリーをどこで売るかって話なんだよな
スマホで検索してみるか
流石にないと思うけど…
…あったな
それも街の中に
えーっとここか
俺はその雑貨屋らしき場所に来ていた
「いらっしゃい」 「すまない、売りたいものがあるんだが」
「ご要件は?」 「南の宝石を懐に入れたい、13個だ」
「…あいよ、だしな」 「ありがとさん」
表向きは雑貨屋だが裏は盗品を買い取ったりしてくれる密売屋だ
…合言葉ってかっこいいよね!
「じゃあ、換金していいか?」 「おう、よろしく頼む」
「今のレートは1個80000だな、合計で1040000ドルだ」
「ありがとよ」 「あとここにスマホをかざしてくれるか?」
「なんでだ?」 「合言葉を毎回言うのはかんべんなんでね」
「なるほど、スマートにいかなきゃな」
俺は現金を受け取り外へ出る
俺の財布の中は184万になった
ホックホクだな
メモ:
救助
このゲームでは死ぬとダウン状態になり救助を待つかリスポーンするかを選べる
救助は蘇生代くらいしかかからないが、リスポーンは違う
リスポーンをすると持ち物と記憶をすべて失ってしまう
持ち物はそのままお金以外のアイテムのことで、記憶はメルアドなどのことだ
できるだけ救助を待ったほうがいいが山のど真ん中などで死ぬとリスポーンしか蘇生はできない。あまり死なないほうがいいのだ
逮捕
また、警察が犯人を捕まえるときも普通はダウン状態にしてからである
警察に捕まると拘置所に入れられてから蘇生され、そのまま刑務所へ送られる
また罪の大きさに対して罰金や刑務所にいなきゃいけない時間も変わるのである
ちなみに一番重い罪は警察署襲撃罪、一番軽い罪は万引きである
逮捕状
ある程度の罪を犯し、それが誰かかもわかっているが捕まっていないときに発生する
逮捕状が出ている間は問答無用で捕まる
また、民間人も逮捕可能それを職業にしたバウンティハンターがいたりいなかったり
逮捕状が出ているかは警察署ホームページで確認可能
白市民・黒市民
警察から渡される称号みたいなもの
白市民は犯罪などの危険な行為をしなかったものに送られる
黒市民は犯罪をしたものに問答無用で送られる
白市民は商品の割引や店の開店権利、黒市民は大きな買い物をできなくなったりする
ちなみに犯罪をしたものでも白市民は獲得できる
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