第70話
「どうして千亜稀ちゃんに幼馴染と言ったんですの!?」
そこには今まで見たことのない、マミヤちゃんの姿があった。
「だから、別に隠すようなことじゃ…」
そこには今まで見たことのない、王子の姿があった。
「そんなこと言ってしまったら、余計だましていることになってしまいますわ!」
…え?
「…いまさら言えねぇよ」
え?
だます?
言えない?
言えねぇ?
言えねぇよ…???
あたしはドクンドクンと心臓が脈を打っていた。
全身から、その音しか聞こえない。
今、王子、何て言った?
マミヤちゃん、何て言った?
だます?
言えねぇ?
王子が…マミヤちゃんに…
裏の顔を見せてる?
マミヤちゃんも裏の顔を
知ってる………???
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます