第2話 きらきらアフロ

 もうすぐ最終回を迎えるテレビ東京の長寿番組「きらきらアフロ」。この番組なんと23年も継続していたのだ。そしてMCは、笑福亭鶴瓶さんと松嶋尚美さんだ。何の瀬点もなさそうだが、昔鶴瓶さんと松嶋さんが同じ芸能事務所所属(松竹芸能)だったとのこと。

 だからなのか、この番組それそれ別々にステージにインしてきて、日常の出来事、街中で出たった不思議な人、自身のマネージャーのこと、旅先での一コマ、友達との出来事などを漫談かのように話して言う句のだが、どんどん話が切り替わるので脈絡がないのだ。

 僕が見はじたのは、28歳頃だろうか。当時愛知県に住んでいて、深夜帯に放送されていたのを覚えてる。当初、松嶋さんのギャルっぽい衣装にドン引きしながら見てた覚えがある。あと、その友人の行動についてのおバカトーク。そのおバカトークに鶴瓶さんが、ツッコミを入れて笑いを掻っ攫う。若しくは松嶋さんのトーク不足を鶴瓶さんが「こう言うことやろ」って言い直して、お客さんを爆笑させる。こういうシーンを僕はよく見たので鶴瓶さんに「爆笑横取り名人」と勝手に二つ名をつけていた事があった。

 鶴瓶さんのトークは、聞いていると「あー聞いたことあるし、オチがわかる」って多々なるんだけど、最後のオチを聞いてら笑ってまう。何だろうな、あのトーク力、トークテクニックを僕に分けて欲しいぐらいだ。何なら「オチはわかっているけど、最後まで聞かずにはいられない」って頭が判断してしまってる。困ったもんだ、みのもんた。

 しかし、23年も続くってすごいと思うよ。23年のうちに、松嶋さん結婚して、子供2人も出産したもんね。子供が生まれてからの松嶋さんのトークは、子供中心。子供の突発的な行動に振り回されている様が面白すぎる。特に「言い間違い」とかね。

鶴瓶さんは、月命日の墓参り、妻と自宅で鍔迫り合い、食事中の粗相などを、ユーモアたっぷりに話される。ほぼ会話ネタ接点がないのに、行き当たりばったりでトークを進める能力はお二人とも凄いのだろう。その行き当たりばったりのトークが素人のコンビ芸人に見えなくもなかった。ある意味TV制作サイドの斬新なアイデアを具現化した番組だったのだ。

 いや、2024年9月いっぱいで終了が寂しいですわ。芸能人2人が何気ないトークを繰り広げる番組制作をして下さい、テレビ東京さん。お願いします。


                              (2024.09.22著)

 

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振り返ればTV SHOWがあった 中野まさよし @masazo19741029

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