七個目:町役場にて
町役場の中まで国会議事堂ではないようで、ザ・役場みたいな内装だった。
受付のイケメンに事情を説明すると、
イケメン「いや、今月中でそんな事案が確認された報告はないですね。この町の外ならあそこの掲示板に色々書いてありますよ」
…いや、もしかしたら別々の場所に転移したのかもしれない。まだ希望を捨てちゃいけないんだ…
世界初!魔物のペット化に成功!
天国野球大会にて、期待の新星<タイガーエンゼルス>二回戦進出!
エシアメーン、魔物の手によって落ちる。少年少女12名が行方不明
魔国領グラン王国にて反乱!国王派と帝国派が衝突!
ナルガイト前哨基地にて、魔物の襲撃で英軍者5名死亡
魔エイトス、サノス軍によって制圧。死傷者多数か
…ない、な…もしかして、転移した瞬間化け物に殺されてしまったのかもしれない
もう、会えないのかな…あのバカでも一家の大黒柱だった親父や毎日おいしい料理を作ったり家事をしたりしてくれてた母なんかも、もう、会えないのかもしれない
ボコッ!
オメガ「痛てぇ!」
頭の上にはガラン師匠の拳骨があった。なんで殴る?普通に痛てぇんだけど
ガラン「オメガ、お前は友を捜しに行きたいか?」
捜しに行きたいか?そんなの…
オメガ「行きたいに決まってる」
繧、繧コ繧ュよ、お前のさ縺後@縺ヲいたや縺、縺ッ縺ここ%縺ォ縺�ったぞ…
ん?なんか声が聞こえたような…何言ってかさっぱり分かんなかったが…
ガラン「そうか、なら、強くなって旅に出るしかないよな!?」
オメガ「…はい!師匠!」
かくして、オメガはガランの指導の下修行を続け…
5年後、エレクトル郊外…
オメガ「…じゃあ、行ってきます。師匠」
ガラン「おう!気をつけてな!セボキ!ヒナノ!オメガの面倒見てやってくれよ!」
ヒナノ「もう私たちが見られるくらい強くなっちゃったけどね…」
セボキ「だね…師匠もお元気で…」
ガラン「おう!ほれ!さっさと行けぇい!」
オメガ・ヒナノ・セボキ「はい、」
最初に目指すのはワイナ共和国のクイトという町、その町には異世界転移してきたといわれる人物がいるらしい。もしかしたらたくややいずきなのかもしれない。そんな期待を持ちながらオメガは歩みを進めるのだった
ガラン「オメガァ!!!!!」
オメガ「!?」
振り返るとガラン師匠が手を振ってこちらを見ていた
ガラン「次、ここに帰ってくるときは!!!!!真の英雄になって帰ってこい!!!!!」
ッ!…こんなセリフを、本当に叫べるなんてな…
オメガ「当たり前だぁ!!!!!」
オメガはそう叫ぶとクイトの町へ走り出した
第一章、完
第一章が短くてすいません…ネタがなくて…人気が出てきたら5年間の修行編書きますんで…
第二章からはオメガたちの冒険編です。ぜひお楽しみに…出てたら読んでいただけると嬉しいです。また、感想などをコメントしていただけるとなお嬉しいです
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