五個目:歓迎会
半ば強制的に連れてこられたこの歓迎会だが俺は一人寂しくすみっこの席で肉を焼いていた。何故なら一緒にきたリーナが
リーナ「また明日くるから今日は道場の寮に泊めてもらって。明日一緒に町役場に行きましょ」
という言葉を残して帰ってしまったからだ
…すっかり迷子センター(町役場)に行くの忘れてたのはきっとバレていないはずだ
それはそうとして、なんだっけ…歓迎会でボッチだから寂しいみたいな話だっけ?もう忘れたからいいや(諦め)
そんなことを考えていると俺の横に一人の女の子が座った。銀髪ですこし大人びている美少女だ。…この世界異様に美形な人多くね?今思い出してみれば町の通行人もっ基本美男美女だった。
…顔面土砂崩れは俺だけか…
???「ねぇ、オメガ君だっけ?ガラン師匠から聞いたんだけど後天性のジョブ持ちなの?」
オメガ「あ、えっと…はい…(泣)」
???「なんで泣いてんの!?とりあえず涙拭きな?ほら、私のハンカチ貸すからさ」
オメガ「うぅ…ありがとう…優しいんだね。そういえば君の名前は?」
???「私の名前はヒナノ、実は私も後天性のジョブ持ちなんだ~」
オメガ「えっと、ヒナノ?さんはどういうジョブなの?」
ヒナノ「さんつけなくていいよ!私はねぇ…格闘家!ほんとはガラン師匠みたいに英雄がよかったけど…」
オメガ「英雄…」
ヒナノ「そう、英雄。あこがれるよねぇ…オメガは?」
オメガ「えっと…まだ覚醒してなくて」
ヒナノ「え?そうなの?なんかオーラまとってたからてっきりもう覚醒してんのかと…」
オーラ…?覚醒、してんのかな…確認してみるか
個体名:髴ァ蟲カ蜈ュ
ジョブ:英雄の卵
種族:ハーフエルフ
…?
ガランさんに殴られたからか幻覚が見えたみたいだもう一回
個体名:髴ァ蟲カ蜈ュ
ジョブ:英雄の卵
所属:ハーフエルフ
…どっから触れればいいのか…英雄の卵?いやいや、マジもんの英雄に秒でボコされましたけど。それに種族ハーフエルフ?え?何?俺、人間じゃないの?
こんなセリフ、初めて言うしこれが最後だと思う。
ハーフエルフ…?俺の両親にエルフ紛れてた?やべぇ…謎が謎をよんでやがる、一回高校生探偵に電話したほうがいいんじゃなかろうか。
ヒナノ「-い、おーい。生きてる?ねえ!」
オメガ「あ、ごめんごめん…えっと、なんだっけ?」
ヒナノ「だーかーら、オメガほんとはジョブ覚醒してんじゃないの?って」
オメガ「…」
ヒナノ「その反応的に今覚醒してることを確認したろ」
オメガ「なんで分かんの!?」
ヒナノ「いや沈黙するからでしょ」
オメガ「えーっと…ヒナノさん。ひとつ聞きたいんですけど…」
ヒナノ「はいはい?」
オメガ「自分のジョブ、英雄の卵でした!ってガランさんに言ったらどうなります?」
ヒナノ「え?あー、なるほど。強制的に道場に入道させられるだろうね。これが求めてる答えでしょ?」
いや、ほんと何でこう俺の心を正確に分かるのかな…
オメガ「だよね~…よし、じゃあねヒナノ。会えて嬉しかったよ」
ヒナノ「待て待て、オメガ、私も一つ願い事を聞いてもらってもいい?」
オメガ「…まぁ」
ヒナノ「10秒間、ここから動かないで。わかった?」
何?10秒間動くな?何されるんだろ…まぁいいや
オメガ「わかった、いいよ」
ヒナノ「よし、ガラン師匠~!!!オメガのジョブ、英雄の卵だって!!!」
オメガ「!?お前!何言って!」
ヒナノ「動いちゃだめだよ♡」
ッ!この野郎ぉぉぉぉぉぉお!
ガラン「オメガァ!うちの道場に入れぇ!!!」
翌日、ヨレヨレのオメガとオメガの入道証を手にもってウッキウキしてるガランが道場の生徒によって発見された
ネタが…語彙力が…ない!!!助けて!
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