第3話 最高の場所
「うわ…」
初めて唖然とするということを体験した。なんて綺麗な場所なんだろう。聖水のようなきれいな水が流れている噴水、色鮮やかな花畑。そうか、ここが天国なのか!俺はこれから行われる野球大会に胸を躍らせていた。
「絶対に活躍してやる」
「こちらが会場です」
そうして天使に案内された場所はまるで甲子園球場のような外見をした会場だった。
チームメイトには、やはり天使。数人人間らしき人影があるがとかなりそうだ。すると、キャプテンのイロウエルがスタメンを発表した。
「俺らのチーム名はタイガーエンゼルスだ
1番センター トラタ
2番セカンド サンダルフォン
3番ライト シャティエル
4番サード イロウエル
5番ファースト ファヌエル
6番ショート ソウタ
7番キャッチャーアラエル
8番レフト ヒナタ
9番ピッチャー コカビエル」
センター…、俺はいつもセカンドだ。センターなんか紅白戦でふざけてやったことしかない。
あと、1時間で試合が始まってしまう。相手はホワイトサンダースだ。そこそこ強いらしい。センターの練習を同じ外野のシャティエルさんとした。天使の人たちとやる練習は何かいつもと違う。なぜだろう。体が軽く、動きやすい!これなら試合でエラーする気がしない。そう思っていると、すぐにプレイボールの合図がなろうとしている。俺は打席の準備をした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます