第3話 最高の場所

「うわ…」

初めて唖然とするということを体験した。なんて綺麗な場所なんだろう。聖水のようなきれいな水が流れている噴水、色鮮やかな花畑。そうか、ここが天国なのか!俺はこれから行われる野球大会に胸を躍らせていた。

「絶対に活躍してやる」

「こちらが会場です」

そうして天使に案内された場所はまるで甲子園球場のような外見をした会場だった。

チームメイトには、やはり天使。数人人間らしき人影があるがとかなりそうだ。すると、キャプテンのイロウエルがスタメンを発表した。

「俺らのチーム名はタイガーエンゼルスだ

 1番センター  トラタ

 2番セカンド  サンダルフォン

 3番ライト   シャティエル

 4番サード   イロウエル

 5番ファースト ファヌエル

 6番ショート  ソウタ

 7番キャッチャーアラエル

 8番レフト   ヒナタ

 9番ピッチャー コカビエル」

センター…、俺はいつもセカンドだ。センターなんか紅白戦でふざけてやったことしかない。

あと、1時間で試合が始まってしまう。相手はホワイトサンダースだ。そこそこ強いらしい。センターの練習を同じ外野のシャティエルさんとした。天使の人たちとやる練習は何かいつもと違う。なぜだろう。体が軽く、動きやすい!これなら試合でエラーする気がしない。そう思っていると、すぐにプレイボールの合図がなろうとしている。俺は打席の準備をした。


 

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天からの贈り物 ストラくん @sutora11

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