第1話 神の席替え。

さっきも言ったけど、席替えがあった。

席替えは、三か月に一回くらいの頻度でやるものだった。

いつもは、先生が席を決めて紙に出し貼り出すのだが、今回は特別にくじ引きで決めることとなった。

僕は、矢笠 大地(やかさ だいち)という名前なので、最後のほうである。

ドキドキしながら待っていると、あっという間に自分の番が回ってきた。

いつもと違う席替えの仕方に、何か起こると確信していた。

その予想通り、席は一番後ろ。

それだけでも最高に運がいいというのに、隣の席の人が片思いしている、梅原さんだと思うと、居ても立っても居られないほどうれしい。

次の日の学校が楽しみになる。

授業中も、ずっと右の席を見ていよう。

そう思った瞬間、目の前にいる梅原さんに気付いた。

梅原さんに、「よろしくね」と言われて、本気で溶けるかと思った。。。

そんな風に、楽しい日々を過ごしていたのだが梅原さんの本当の姿が見えてくると、もっと梅原さんのことをもっと好きになっていった。。。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

隔週 木曜日 12:00 予定は変更される可能性があります

隣の梅原さん。 東条結弦 @silent101

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ