第11話葛藤

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シュルシュルは何かがおかしいと思い、もしやあの占い師に呪いをかけられたのではないかと考えた。

シュルシュルは自身の体に呪いの痕跡がないか探すと、

手首の内側に黒い魔法陣が張り付いているのに気がついた。

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ゴリラはイタリアンレストランを出て、ゴリラ美女と一緒にバーに入っていった。

「ウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホ?」

「ウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホウホウウホホウホウウホ、ウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホ。」

「ウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホ。」

「ウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホ?」

「ウホウホ....」

ゴリラがゴリラ美女を口説いていると、バーにシュルシュルが乱入してきて、言った。

「シュルシュルシュルシュルシューシルシュンシュルシュンシュルシュルシュルシュシュシー!!」

「ウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホ?」

「ウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホウホウホウウホホウホウウホウホウウホホウホウウホ!?!?」

そして、ついであの占い師も乱入してきた。

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ゴリラは、占い師の乱入にびっくりした。そして占い師は言った。

「ウケケェーッ!アホな勇者め!わしが仕掛けた呪いにも気づかんとは!!!手首を見てみろ!!!!」

ゴリラは占い師が何を言っているのかはわからなかったが、手首を指さしていたため、手首を見てみた。

するとゴリラの手首には白い紋様が浮かび上がっており、説明が大好きな占い師は言った。

「ウケケェーッ!!それはあんたの幸運の印!!あんたにラッキーなことがあればあるほどシュルシュルに不幸が訪れるのさッ!」

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ゴリラは占い師をボコボコにしようと近づくと、うっかり転んでしまった。

するとゴリラは後ろから、白い紋様を持った占い師に殴られ、打ちどころが悪くて気絶してしまい、シュルシュルも占い師の魔法で眠ってしまった。

そして、どこからかやってきた真っ黒な魔王の手下たちが、2人を魔王城に連行して行ってしまった。

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ゴリラだけど霊長類最強らしいので魔物蹴散らしてくる ゴリラ @goriea

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