閑話② 本編とは全く関係ないんで飛ばしてもいい

閑話 作者の考察と説明(無理やり)前

まだ雲龍型は真珠湾攻撃ぐらいでしか登場していない。本稿では大和型戦艦や水上機母艦を建造しなかった場合の③計画について解説する。③計画とは日本海軍の軍備計画で正式名称は第四次海軍軍備充実計画になる。ワシントン軍縮明けに始めて計画された軍備計画であり制限されていた軍縮下の②計画に比べて艦艇予算は2倍である8億が用意されていた。史実では大和型2隻(2億6000万)と翔鶴型2隻(1億6千万)で主力艦用の大半(計4億2千万)を食いつぶしていたが、雲龍型に置き換えるとどうなるか考えてみよう。雲龍型のベースである空母飛龍の建造費は4000万円(これは翔鶴型の2分の一)であるが、雲龍型は物価の上昇や資材の高騰は量産性によって抑えられ飛龍と同じ値段になったと考えよう。この場合、大和型と翔鶴型の予算だけで10隻も雲龍型が建造できる。なに、今まで6隻しか雲龍型が登場していないって?。これはドックの数的に同時建造に無理があったからだということにしておく。大和型が建造中止になった結果、それらを建造するために史実では造られた大型ドックも造られてないので一応道理は通る。ちなめに水上機母艦の日進は建造されていないので予算の理論上、③計画だけで雲龍型が11隻建造できる。(こう思うと史実の日本は何と無駄なことをしていたかわかるだろう)。また水上機母艦の瑞穂(②計画艦)も建造中止になって予算があったので、これを流用すれば雲龍型12隻もできないことはないだろう(たぶん)。③計画は1937年からの計画である。

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