第15話 潜高型

『伊二百一型潜水艦』

(諸元)

基準排水量:1,070トン

全長:79.0m

最大幅:5.80m

速力  水上:17.2kt  水中:23.6kt、

(武装)

25mm単装機銃x2挺

53cm魚雷発射管x4門(艦首4門)

魚雷x14本

22号電探x1基

(概要)

航空技術を目的としたドイツとの技術交流を進めるうちにドイツよりきた群狼戦術や潜水艦の通商破壊戦への投入などのドクトリンが海軍指導部にも浸透しそのドクトリンに則って計画された水中高速潜水艦。伊15型などの従来の漸減邀撃作戦に基づいた海大型や巡潜型などの潜水艦はあくまでも敵戦力を削ぐためのものとされたため艦隊に随伴できる水上速力が重視され水中速力は8ノットほどの『可潜艦』サブマーシブルであった。本型は世界最高の水中速力を誇り(一般的な大型潜水艦は8ノット台が普通であった)、ブロック工法を採用しているため量産性、静粛性に優れ新世代の潜水艦として大量建造が進められている。小柄ゆえ航続距離が短く居住性も劣悪だが補給潜水艦などを使ってハワイ近海にも展開しており、数の面でも偵察に貢献し日本軍を支えている。通称『潜高型』





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Z1の4隻の戦艦はどれも第一次世界大戦の旧式艦であり、艦隊決戦の教訓ともいうべきユトランド沖海戦に一番艦のリヴェンジは参加している。金剛型戦艦は第一次世界大戦直前に竣工しているため年代的にはリヴェンジ級の方が新しいことになるが同級は近代改装が不十分であり、低速旧式艦一次大戦設計というレッテルは当然のことであった。一方の金剛型は近代改装で高速戦艦に生まれ変わっており双方の差は漠然であった。またZ2のネルソン級は時代的に長門型よりも数年新しくネルソン級がレーダーなどを搭載していたにも関わらず主砲性能では長門型は近代改装で主砲射程を大幅に伸ばし、初速や砲弾重量は長門型の方が上であった。そして東洋艦隊が水面下から強襲されていたころ、南遣艦隊の4空母からは第一次攻撃隊が発艦を終了し、敵艦隊へ向けて飛行していた。

(第一次攻撃隊)

第六航空戦隊

隼鷹 零戦4機 九七艦攻5機 九九艦爆6機

飛鷹 零戦4機 九七艦攻5機 九九艦爆6機

龍驤 九六艦戦4機 九七艦攻3機 九六艦爆5機

祥鳳 九六艦戦4機 九七艦攻4機 九六艦爆4機

計54機 艦戦16 艦攻17 艦爆21

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