戦闘シーンを書くコツ。
戦闘に関わるキャラの「身体」にどんな変化が生じるかを緻密に考えましょう。
戦闘シーンの必要性について結構創作界隈では議論になっていましたが、結局のところは「要るモノは要るし、要らないモノは要らない」の一言に尽きます。
キャラクターの【強さ】を見せたいのならガンガン凝れば良いし、それ以外を見せたいのならそんなにやる必要はないんじゃないかな、と……。
なので「どうせ書くなら、どうやって書けばいいのか?」 というところで話していきましょう。
まず、戦闘シーンというのは一体どんな役割を持つのか。そこから考えましょう。キャラの強さを示す、意見のぶつかり合い、などなど……。意味を持たせることで、その必要性が浮き彫りになりますね。
逆に、意味なく絶対に、戦闘シーンでやってはいけないこと。それは、「命を奪うこと」です。
命を奪うという行為は人間――――――というか生物の本能に引っかかる行為です。「食べる」「自分の命を守る」といった理由もなく殺すのは、倫理的にヤバい人というキャラ付けになります。そういうキャラ以外は、なるべく生殺与奪に関わらせないのが得策です。
次に、目的に合わせた戦闘のシチュエーション。試合や戦争、はたまたただのケンカなど、色々なものが想定されます。そして素手、武器、魔法といったあらゆるものを駆使して、闘いは繰り広げられるでしょう。
ですが、どんな場合でも戦闘において、「身体」は必要不可欠です。闘いが進むにつれて、身体にどのような変化が生じるか。それは一挙手一投足だったり、負傷やメンタルの異常だったりといったものです。感情といったものも「身体」と捉えてください。
戦闘に関わるキャラの「身体」に起こる変化を元に、戦闘の流れを組み立てます。分かりやすい変化(勝敗の決着、大技発動、大ダメージなど)をマイルストーンにして、そこに至るまでの細かい変化を組み立てていくと自然になります。
自分の身体を実際に動かして、変化の様子をイメージしてみても良いでしょう。
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