キャラを勝手に動かすコツ。
キャラクターの立場に立って、思いを馳せてみましょう。
長く話を書いていると、こういう現象が起こります。
「キャラが勝手に動いてくれるんだよね。」
こうなったら、あなたはもういくらでも書けます。というか、書けてしまいます。
でも、果たしてこれは、長く書いていないとできないものなんでしょうか?
そんなことはありません。長く書いていると自然にできるようになるだけで、意識していれば最初からできます。
その意識することが何かと言えば、「キャラの立場になること」。
最近ビジネスにおけるコミュニケーションなどの記事をよく読むのですが、そのいずれでも言っています。「相手の立場に立て」と。要するに創作は自キャラとの
コミュニケーションなのです。
相手の立場に立つ。これ、皆さん普段できていると思いますか?
仕事していると上司に言われませんか? 「相手の立場に立って考えろ」と。そしてこうも思っていませんか? 「うるせえ、こっちだって考えてるよ!」と。
なのに怒られるというのは、単純に経験値もそうですが、想像が足りないということになります。
これは創作においてもそうです。「このキャラはこの時どう動くんだろう?」と悩んでしまうときは、キャラの立場に立っての考えが足りていない。ということになってしまいますね。
では、どうやったらキャラの立場に立つことができるのでしょうか?
その方法は――――――キャラと、ぴったり重なることです。
貴方は今、キャラクターと向かい合っています。この状態で、キャラの気持ちを考えてみましょう。
この時、キャラを見ながらキャラの気持ちを考えてる人。……それは、キャラの気持ちではないです。キャラの気持ちを考えている、貴方の気持ちです。
本当のキャラの気持ちは、キャラが貴方を見て感じている気持ち。つまり、視点もキャラに置き換えたうえで考えないといけません。
ぴったり重なるとはこういうことです。キャラを視界に収めるのではなく、キャラの視界を共有し、見たもの、聞いたものでどう感じるか。それに思いを馳せてみましょう。
生活様式、食事など。いろんなものを共有することで思考パターンが自然と考えられるようになれば、展開に合わせてキャラクターが動き回ってくれます。困ったら、そんな風に考えてみてください。
少なくとも仕事上の他人よりは、ずっとやりやすいはずですよ。
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